真田丸 第5回 感想
第5回 「窮地」
かんそう
穴山梅雪。武田の裏切り者がどう苦しんで死ぬのか楽しみにしてたのに、そのシーンはナシ。思えば小山田氏のときもそうだった。脚本家さんは淡白な人?あるいは「所詮小物の死」みたいな認識なのかしら。
徳川の伊賀越え。不屈・感動系の演出だと思ってみてたら、ものすごいコント仕立てで笑った。このコント仕立ての憎めない家康を、脚本家さんは今後どうラスボス化させていくつもりなんだろう。鑑賞後にカタルシスを得るにはやっぱり主人公の敵は絶対悪じゃないと盛り上がらないと思うのだが・・
内容:
1582年6月の真田と徳川を軸に進行
歴史パート:
○真田→今後誰につくか・地域の有力者たちをどう一本化するか(一応上杉配下の方向で行く→上杉方の対応が微妙)
○徳川→伊賀越え
ドラマパート:
主人公が近江(滋賀)で人質になっている姉を救出
おべんきょう
じんぶつ
引き継ぐ系の名前らしいので、ドラマででてきたのは「2代目・服部半蔵」にあたるらしい。(伊賀越えのとき40歳)
実際は忍者ではなく、武士。徳川家康に仕え幾多の戦いに出兵してる(武士としてですぞ)・享年54。
今回のドラマでの半蔵は、「マイホームのローン支払いで疲弊しているおじさん」みたい。忍者といえば「眼光キ リリ鋭く痩せ身の長身」みたいなイメージなので意外だった。今後どうドラマに絡んでくるのか気になる。
越後新潟の上杉家に仕えた武将・家老 国内戦はもちろん朝鮮出兵時も従軍。大阪の陣は徳川方につく
2代将軍の世まで生きたのだから大往生ですな(そんな徳川の世は見たくなかったであろうが)・享年60
おまけコーナー
○厩橋城(まやばしじょう・群馬)
1489年長野方業(ながのまさなり)が築いた・らしい
その後激戦区でいろいろあったらしい→のち、酒井重忠(徳川配下)→1749年松平朝矩(まつだいらとものり)
県庁行ったら自動的に「厩橋城に行ったことある人」の仲間入り?
閑話
真田パパ主導で地元の頭領たちの今後の意向を一本化させようとしたら、それを面白くなく思う奴(室賀正武)がいて。そいつを黙らせつつ頭領たちを納得させようとするシーン。
真田パパが「明智は自分だけに書状を持ってきた、これが真田が信濃の総代という証拠だ(※ブラフ)」といって、室賀正武を黙らせたあと、それ以上室賀氏を追い詰めず(言い争わず)に、話を先に進めていくんだけど。
俺ならそこで「これで納得して頂けますか、室賀殿」とか「納得して頂けますね、室賀殿」みたいに、完全勝利を得るために相手から言質を取る。でも職場での俺の経験上こういうとき「わかった」という相手はほぼいない。なにかしらケチつけてきて、話が進まなくなる(特に女性のパートタイマー)
で、ドラマではあるが真田パパのあの会合の進め方はいいかも、と思った。今後は俺も、今回の真田パパみたいに言質をとらず話をサクサク進めてみようかな、と思いましたまる(でもそれだと後で・あのとき納得したとは言ってない・みたいになるんだけど。実際室賀さん、謀反起こすしね。)
.