真田丸 第38回 「昌幸」 感想


第38回 「昌幸」 

かんそう

○「幸」の字はどこに行った?
兄幸が家康に強制されて手放した「幸」の字。それを継いで欲しいとパパ幸に言われた主人公。
でも今話で「幸村」を名乗るまでいかなかったよね?あれから10年?それどころかパパ幸が死んでも名を継いでない?ドラマとはいえ、ちょっとひどいんじゃない?

○パパ幸昇天
死にぎわにあまりテーマが多いと焦点がぶれるから仕方ないのかもしれないが、一言くらいは兄幸になにか言葉を残してもよかったのでは?まあ兄幸に対してはちょっと誤解があるような部分もあった(幸の字の件や蟄居の件)のでアレだけど、ママ幸には、せめて「アイ・ラヴ・高畑」ぐらいは残してほしかった。(そのへんは主人公が伝えるって形で回想シーンで今後でてくるとは思いますがね)
あとは祖母幸の昇天シーンで黄泉還りがあったから、今回またそれがあるかもしれない(パパ幸様だけにどんなサプライズがあるやもしれぬからな)と思うとシリアスに徹し切れなくて悲しみに浸りきれないところがあってよくなかった。

○きり無双
最近(今回でも)なかなかいいカンジの役どころがあったきりさんですが、久々に?視聴者をイラッとさせてくれました。
悩む主人公の正室に対して、「私と違ってあなたはあかぬけていない、主人公はあかぬけてない女が好み、だから大丈夫。自信もちなさい!」
とは。はたしてお茶の間の反応はいかに?(俺は、このところきりさんが嫌いじゃなくなったのであれはアリ。)

○逢いに来て・二条城☆
「なるべく主人公視点でのドラマ進行を」というなかで、二条城での謁見シーンがあっただけマシだったのかもしれませんが。個人的には秀頼公を守るために奮闘する加藤清正福島正則が見たかった。加藤清正は役者さんもすごいかっこよかったのでもう少し物語に絡ませてほしかった。
あと、映像のみ、音声が流されなかった関ヶ原直前の石田三成加藤清正の会話があきらかになったんだけど、イマイチの内容だった。(秀頼公を頼んだぞ、的なものだった)
物語も終盤、脚本家さんの演出・伏線・進行の良くない部分がだんだん見えてきた感じ。まあ脚本家さんは神じゃないし、好みの問題なだけだけど。


あらすじ

歴史パート:1601・上杉景勝会津120万から米沢30万へ減封/1603・徳川家康征夷大将軍に/1605・徳川秀忠征夷大将軍に/1609・板部岡江雪斎死去/1610・本多忠勝死去/1611・真田昌幸死去・加藤清正死去

ドラマパート:1601年・紀伊九度山村(和歌山県)での主人公たちの蟄居生活がはじまる/村から疎まれる真田家/主人公の正室が妊娠・出産/蟄居中のパパ幸と主人公の赦免のために奔走する兄幸、しかし幾度懇願しても赦免ならず/老け込み、気力も失せていくパパ幸/主人公、こうせつさい殿と再会、/パパ幸、「戦い方を教えて欲しい」という村人の懇願で指南するもテンション上がらず/1611・兄幸が、パパ幸と主人公の赦免のため「小野お通」という人物と会う/豊臣秀頼徳川家康が二条城で会見(そこまでの過程が史実とだいぶんニュアンスが違うが)、思いのほか秀頼が立派なので家康が「こりゃまずい、早いうちに潰そう」と言い出す/加藤清正服部半蔵(二代目)に暗殺される/パパ幸、主人公に我流兵法を伝授、そして「自分の軍勢を一つの塊と思うな、思いを持った1人1人の人間がいて動いているにすぎないんだ」的な言葉を残したのち死去


おべんきょう

じんぶつ

竹本義太夫:名前で検索したぶんには、江戸時代に浄瑠璃で有名だった人。ドラマでは「浅野家家臣・蟄居する真田を監視する人」という役どころ。なので、ドラマ用キャストで、この後主人公の人柄にほれて彼が村から出るのを黙認、そしてそれがもとで浅野家を首になって浄瑠璃に弟子入り、主人公を後世に伝える・みたいな感じになるのかも?(ベタすぎか)今後もし気になったらその時にまた調べてみる。

長兵衛(村長):名前紹介のテロップ出てたから「九度山+名前+実在」で軽くググってみたけどとくに出てこなかった。

小野お通浄瑠璃で有名な人らしい。上記の竹本義太夫とは今後セッションありえそう。兄幸とはどうかかわっていくのか?
ようするに調べてみようと思えるほどの魅力はナシ。今後の活躍しだいでもし気になったらそのとき調べる。

おまけパート


蓮華定院:蟄居中の真田親子が頼った、とされる寺

奥之院参道:武田信玄・勝頼親子の供養塔がある

行きたいレベルC・和歌山行ったら高野山は絶対行くだろうから時間余ってたら行ってもいいかなでも早く飲みに行きたいからやめとくかどうしようか。って程度。


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