真田丸 第9回 「駆引」 感想
第9回「駆引」
あらすじ
ドラマパート:
上杉を裏切って北条の下についたサナパパ、今度は北条を裏切って徳川の下につく
しかし、上杉・北条・徳川が争いをやめてしまう。
徳川サイドから見て真田家は、戦時中は「敵を裏切り自分についた貴重な戦力」だった、しかし戦争が終わり、「ほうぼうで裏切りを繰り返し、とりあえず今は自分についているだけの集団」になってしまった。すわ、サナパパの明日はどっちだ!
つづく
歴史パート:
かんそう
ダンディいでうら
自分の地位を守るために他人をだまし、おとしめて殺し、「予定どうり」と言い切ったサナパパ。
そんなサナパパに疑問をもった主人公に「おまえは優しすぎる」と声をかけたダンディ出浦。
人を言いくるめるとき、あの流れで率直に「おまえは甘すぎる」とかいうと絶対に反発する。けど、「おまえは優しすぎる」みたいな言い回しのあとなら人はなんとなく話を聞いてくれる。さすがだぜ、ダンディ。
室賀どの、いい人キャラに設定変更?
それとも例のキツネとタヌキの化かしあい?いい人設定でいくなら今後の室賀どのの行為、運命はすべてサナパパが原因、サナパパは極悪人、ってことに!まあしないだろうなさすがに。
今まで俺が読んだ本は、どの本も真田が主役、室賀どのは敵役だから、ずっと室賀どのはヤナ奴だって思ってたけど、室賀どのだって自分の土地のために一生懸命生きたんだよな。そんなあたりまえのことを忘れてたよ。それくらい今回の役者さんの笑顔がよかった。
今回の主人公の悩みの内容やヒロインとのやりとり
大人が悩むようなレベルの悩みじゃないね。深刻な顔で悩む大人の姿と悩みの内容とのギャップがすごい。今回は本当に16歳の子供の役者さん使ったほうがわかりやすかった。これは演出上しかたないが。
真田(兄)
自分の策以上の策をもってきた弟。聞こうとしない大人たちを黙らせ、弟に策を話させる真田(兄)。弟の策の優秀さに、嬉しそうに聞き入る真田(兄)。いいアンちゃんだ。おそらく視聴者の心は(今後待ち受ける関ヶ原は仲違いフラグか口裏あわせフラグか・・・どっちになるんだべな・・)といったところだろう。
仲がいい描写があるほどに視聴者の心は痛むのだ・・
おまけコーナー
室賀氏の領土・城跡・氏が建立したお寺(長野県)
けっこう近所だけど「よし、行ってみよう!」って気持ちにはならないな。許せ、室賀どの・・・
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