仮面ライダードライブ 第32話 感想


第32話 「進化の果てに待つものはなにか」
 

あらすじ

最悪のロイミュード・001に、なすすべもなく殺されてしまった泊進ノ介。詩島剛は進ノ介の亡骸の前に泣き崩れる。

「どうして…?死んじゃうってわかってたのに…。市民なんか助けるよりも、あなたに……生きててほしかったのに…」
 
そこにベルトさんが現れ、ささやきかける。

「その願いは本当かい?詩島剛。君のその祈りの為に、魂をかけられるかい?戦いの定めを受け入れてまで、叶えたい望みがあるのなら……私が力になってあげられるよ」
 
詩島剛
「あなたと契約すれば、どんな願いも叶えられるの?」
 
ベルトさん
 「そうだとも。さあ、言ってみたまえ、キミの願いを」
 
詩島剛
「俺は……。俺は、進兄さんとの出会いをやり直したい。彼に守られる俺じゃなくて、彼を守る俺になりたい!」
 
ベルトさん
「君の願いはエントロピーを凌駕した。さあ、解き放ってごらん!君のそのチカラを!!」
 

 
CM。仮面ライダーふわチョコモナカ/仮面ライダーDXシンゴウアックス(希望小売価格4200円)
 
 

詩島剛
「はっ?ここは・・・。俺、まだ帰国してない・・・はっ!?(腰のマッハドライバーを見て)夢じゃ、ない・・・」
 
詩島剛は仮面ライダー・マッハの適合者となっていた。彼は立ち上がる。同じ時間を何度も巡り、たった一つの出口を、絶望の運命から進ノ介を救い出す道を・・探し出すために。
 
(進兄さん…たった一人の、俺の兄さん…)
 
(あなたの…あなたの為なら、俺は永遠の迷路に閉じ込められても構わない・・・ウホ。ウホホッ!)   
 
 
※以下永久ループ
 
 
 
かんそう
 
フォーゼが死んだのも32話だそうな。DVDだと8枚目の最後。これくらいが新フォームのお披露目として頃合なのかな?
 
その昔一世を風靡した特撮ものの金字塔、「ウルトラマン」。その最終話で、ウルトラマンは怪獣に殺されてしまうのだが。リアルタイムでそれを観ていた当時のちびっ子達は、テレビの前で凍りついたという。
 
俺は再放送の世代だったのだが、それでも「ウルトラマンは最終回で死ぬ」という情報は信じられなかった。それは「僕らのヒーローが死ぬわけない」という可愛らしい思いからではなく、「だって子供番組でしょ?正義の味方が死んじゃったら話が破綻しちゃうじゃん」というなんとも小ざかしい思いからだったが。
 
俺がはじめて「予備知識なし」でヒーローの死と直面したのはいつだったろう。思い出せない。たぶん、「ウルトラマンの死(再放送であらかじめ知っていたにもかかわらず)」よりインパクトのある死と直面したことがないからだろう。(ブラウン管の中では、だがね)