真田丸 最終回 感想



真田丸 「 最終回 」
※最終回のタイトルは「最終回」。各々の思うタイトルをあててほしいということだそうな。


○「主人公視点だから」・「結末がどうなったかは常識だから」・だとしても。
 豊臣家臣'S、集団ナレ死でもいいから結末をはっきり描写するべきだったと思う。「誰が死んで、誰が逃げて、誰が消息不明なのか」視聴者のおおくは知らないだろう。そして、ドラマの中での結末を知りたいだろう。

ひとみちゃん「ママ?結局みんなどうなったの?死んじゃったの?」

ママ「さあ。ママが知っているのは秀頼公がご自分の腹に刃物ぶち込んで腹掻っ捌いたあと後ろにスタンバらせておいた部下に首を日本刀で切らせて、〆に用意させておいた爆薬に火をつけさせたってことだけよ。そのあとどうなったかはわからないわ。」

みたいな会話がTVの前の親子間で繰り広げられていたのかな?かな?


○コラボ
 「ダメ田十勇士」。今年の1月?くらいに見たけど・・・俺にはなにがおもしろいのかわからなかった。ので、ダメ勇士の役者さんたちが出てきたのは気づいたけど嬉しくなかった。どっちかっていうとイラッとした。(世の中の評判はいいらしいし、なによりわざわざ出演させるくらいだから脚本家さんも気に入ってる話なんだろう。なので俺が少数派と思われる)

○超不死身・厨房じいさん裏切りの動機
 「大阪城落書き事件」からみで息子が冤罪で処刑された・だと思ったらはずれた。(どのみち悪いのは秀吉で秀吉への怨念・ではあるが)

○ドラマなので
 軍記物とはだいぶん違う流れだった?(あれ?夏の陣ってこういう流れだったっけ?だったっけ?あのシーンはやらないのか?のか?)なんて調べてみたりして勉強になってよかった。今回に限ったことじゃないが知らなかったことをたくさん知れたし

 「あのように生きあのように死にたいものじゃ」だ、そうで。本当に最終回まで口ばっかのお殿様だったな。登場当時(シブイ!)なんて思った自分が恥ずかしいわ。でも本人は本気でそう思ってて言ってるっていう設定なんだよね?いわゆる天然ってやつ?俺なら「できない・なによりやりもしないこと」は恥ずかしくて口にできないけどな。結局部下とかに「また口だけでやらないんデショ?」って思われて、でもお殿様だからそういうことは指摘されない・で、腫れ物扱いされて、結局「偉そうなことを言う→でもやらない」を繰り返すたびに信用を落とし自分の誇りを汚していくだけじゃん。


○治領の極意
 本多正信公のセリフ「領民にしたわれつつ豊かな国を作るには、まず領民には無理をさせないこと。かといって楽もさせてはいけない。そのうえで自分もなまけない。」本当にそんなようなことを本多正信が言ったか?には興味がない。でも言葉そのものには非常に思うところがあった。俺はとにかく自分に深くかかわる人間に「楽してもらおう、無理させないようにしよう」、みたいな極端で一方的な考え方で接し、その挙句その関係をダメにしてきている気がする。ので。



かんそう

歴史パート:1615年5月・大阪夏の陣、決着、真田幸村死去(諸説あり)・豊臣秀頼毛利勝永・秀頼介錯後殉死/長宗我部盛親・落城する大阪城から逃れるも捕まりさらし者にされ斬首/明石全登・生死不明/大野治長(お兄さんのほう)・秀頼公に殉死/大野治房(弟のほう)・大阪城から脱出ののち消息不明/大蔵卿(憎まれ役のおばさん)・秀頼公に殉死/真田幸村の嫡男・秀頼に殉死

ドラマパート:大阪からの帰路、偶然同じ場所で宿泊した兄幸と本多正信。兄幸はその縁で自領に帰る前に本多正信の領地を見学していくことに/部下が負け戦を覚悟する中、諦めていない主人公/徳川のスパイ・厨房のじいさんを問い詰める。じいさん「娘と妻が秀吉のせいで死んだ、その復讐だ」と告白、自害/主人公、戦後の豊臣家の身の振りかたを淀殿に進言「豊臣家は四国へ国替えし以後徳川とことを構えないこと・万一のときは秀頼の妻(家康の孫なので)を使者にたて降伏し命の保障を得ること」/最終決戦。豊臣方各武将・陣地につき徳川を迎え撃つ準備OK、豊臣秀頼が到着したら一気に進軍の計画/しかし秀頼がこないまま銃撃がはじまりやむなく戦闘開始/ 徳川のだしたデマ「主人公は徳川に内通」+厨房じじいのデ マで疑心暗鬼となった秀頼、城を出る機を失する/主人公、秀頼出馬要請の使者として息子を大阪城に向かわせる/主人公部隊、徳川本陣へ突撃。逃げ惑う徳川家康、合戦は豊臣有利に/総攻めのお膳立てが整い、秀頼を迎えに行った家臣。しかしそれを見た兵たちが負けたと勘違い、動揺が広がる/さらに厨房じじいが大阪城に放火、豊臣方は大混乱に/それを見た家康が反撃にでた結果豊臣総崩れ/秀頼、華々しく戦って散ろうとするも淀殿に押し留められ結局出陣せず/秀頼の妻が助命嘆願のためヒロインとともに徳川陣営へ/次々と倒れていく主人公の古参部下たち/主人公、ついに徳川家康のもとにたどりつき銃口を向けるもかけつけた徳川援軍に阻止され逃走/「もはやここまで」落ち延びた神社で腹を 切る主人公(描写のみ)/秀頼の妻の降伏交渉の結果を待つ豊臣一族/戦場の毛利・真田宗家軍・伊達に保護された主人公の妻と子・信濃?の田舎で平和に過ごす主人公の最初の子・の描写/一転・場面は穏やかな風景に変わる。~本多正信の領地を見て周る兄幸。そこに大阪の陣・決着の知らせ。なんともいえない表情でその知らせをうける兄幸。/ここでオープニング曲/ナレーション:こののち真田の藩から徳川幕府崩壊のきっかけをつくる天才兵学者・佐久間象山が現れる。だがそれはまだ遠い先のお話である/ー完ー


おまけコーナー

 安居神社真田幸村自陣の地

○長野県
 長谷寺・真田一族の墓。3年前に幸村の供養塔が建立されたんだそうな(遅いYO☆)
 上田城
 第11回に完成した真田のお城。徳川を2回撃退したという武勇伝を持つ。

行きたいレベルB。上田城は何回も行ってるし、城でも寺でもない「終焉の地」を見に行くほど俺は歴史に興味があるわけではないので。