真田丸 第46回 「砲弾」 感想


第46回 「砲弾」

○乳離れ、しようとする子に乳浴びせ
 「ママに振り回されるな」と主人公に忠告され、自分で下した決断(今度は家臣に振り回されたのではあるが)。それを、主人公の段取りでママがひっくり返す。「なんでや!おかんに頼るな言うたの幸村はんやで?」という秀頼公に主人公「そう言ったよ?でもその判断が間違ってたらどんな手を使っても止めるよ?じゃ、そういうことで。」と言い放ち去っていく。あそこはもうちょっとちゃんと説明しないといかんよ、秀ちゃんまだ若いんだからちゃんと説明して信頼関係を構築しないと、と思った。(でも今回は冷たく突き放してたけど予告で仲良さげだったのでホッとした)

○士気
 「私は戦にも政事にも関心がない。秀頼さえ無事ならどうでもいい」的な発言を繰り返す淀殿に「そういうことは言うもんじゃない、みんなやる気なくす」とたしなめる主人公。俺もかなりそういうところあるから気をつけなくちゃだな。(自分はやる気がないことをアピールすると自分だけは気持ちが楽になるからね。いかんいかん。)

○倍返しだ
 主人公の演技が重くなっていい感じ。初期は意識して軽め軽めにやってたんだろうなあ。すごい。

○まだ夏の陣はあるケド・・
 徳川のからめ手、「主人公がスパイ」みたいな流布をするのかと思ったがしなかったね。

オーラバトラー「ダン・エモン」
 籠城戦で全体的に重苦しいドラマ進行に「塙団右衛門の夜討ち」を挟んだのはよかった。豊臣浪人たちだけじゃなくて視聴者もストレスたまってたからね。


覚へ書き

歴史パート:1614・大阪冬の陣、籠城戦

ドラマパート:前回で大敗を喫した徳川軍、力押しせず、からめ手でプレッシャーをかける(夜通し声をあげ騒ぐ・主人公を買収しようとする・豊臣のほうから和解案を提出するようスパイ(←織田有楽斎どの)に指示をだす)/「淀殿に破滅願望がある」と不安視する淀殿の妹・初殿/敵方である主人公に兵糧を届けようとするも正室と出浦昌輔に止められる兄幸/徳川、真田信尹のぶただ・主人公の叔父)を使者に使い主人公を買収工作するもそもそも使者である叔父が主人公に、「義に反するから徳川なんかシカトしろ」と的なノリで接しお流れ/和解派に説得され豊臣秀頼和解を決断/主人公、淀殿を使い秀頼公の決断をひっくり返し和解案はご破算/塙団右衛門が夜襲を決行、主人公たちもついてって大暴れ/徳川軍が、取り寄せたイギリス製の長距離砲で大阪城を砲撃、砲弾が淀殿の目の前に着弾、呆然とする淀殿/つづく


おべんきょう

じんぶつ
○初/常高院(1570-1633):夫・京極高次(大名)
 茶々の妹。旦那が関ヶ原で徳川についたので徳川側の人間。大阪の陣では徳川と豊臣の和睦のために奔走した、らしい。

おまけパート

 関ヶ原の後、徳川についた褒美で土佐(高知県)をおさめることになった山内家に、負け組の毛利勝永はあずけられた。そのへんの紹介
 土佐藩主・山内家のお城。1727年、火事で焼失するも再建、そのままの姿で現存。
 山内家歴代藩主が祭られている神社。
○久万山・中久万地区
 久万山の麓に勝永の屋敷があったそうな。

○行きたいレベルC
 高知城だけは前に行ったので行きたいレベルはC。本当はAなんだけど俺の人生にはもう行ける時間も金もないだろう・・・

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