大河ドラマ・武田信玄・第33回・感想


第33回「鬼美濃の死」

かんそう

名言

○「心を隠すための笑顔をつくれby嫡男ママ」
 (主人公のことを不満に思っていても、表面上は笑ってみせろ。謝りたくなくても今は謝っとけ。)と諭す嫡男ママ。良い言い回しだなあ、と思った。けど、そもそもママがそおいう大人対応デキナイYO・・・(´A`)

○フラッシュバック
 主人公がおだやかに話をふっても、主人公が自分の触れられたくない親との確執の件をうちあけても、ふてくされた態度をとり続ける嫡男クン。そして、「何が不満なんだ、どうすればいい」的に話をふると、「あんたがそこにいるのがむかつく、あんたそのものが気に食わない」。とのこと。
 こういうやつ、いたなあ・・・自分は職場で人を使う立場なので本当にイヤだった。ひたすら下手に説得、話し合い、の繰り返しだったけど、ぶっちゃけ「あんたがむかつく」は、こっちが言いたいっつうの、だったよ・・・今頃どうしてるだろう。死んでくれてたら超嬉しいんだが。

○史実では病死・初代鬼美濃
 「「やえどの」が黒幕だ、成敗してほしい」と、前回切腹した旧知の武将「オブどの」の奥様に懇願された鬼美濃こと「原虎胤」。流れ的にてっきり「やえどの」の部下と刺し違えるのだとばかり思ったのだが、信濃(長野県)を攻めた(志賀の残党って言ってたから武田に3000人さらし首にされた側だね)ときの落ち武者に闇討ちゃった。でもドラマ的には信濃残党や原虎胤よりも、陳情を聞いても放置された「オブどのの奥様」がカワイソス。結局後追い自殺しちゃったし。

○今週の真田様
 なし( ゚д゚)ポカーン …


覚へ書き

歴史パート:1565・義信事件事後処理/1565・武田勝頼織田信長の養女と婚姻(勝頼20歳)

ドラマパート:前回、幽閉されている嫡男クンを見張っている兵をおそったのは正室の侍女・「やえ」の手の者だった(つまり嫡男クンを助けに来た)/しかし主人公部下(←前回切腹したオブどのの弟・以前から「やえ」の暗躍を危惧している)がかけつけ脱出失敗(「やえ」たちはみつからず逃げきる)/主人公部下(←オブどのの弟)、「やえ」が怪しいと報告。主人公、「やえ」に警告するも「やえ」はシラをきり通す/武田勝頼が諏訪から呼ばれる、めっちゃ優しい主人公/織田信長が使者を使い武田家と懇意にしたいアピール。「親族間で政略結婚させてほしい」、とのこと。主人公受諾/←危機感をつのらせる今川家(今川家前当主・義元は桶狭間で織田に討ち取ら れてる)/ 嫡男ママと嫡男妻が「主人公に詫びろ」と説得するも嫡男これを受け入れず/切腹したオブどのの妻が鬼美濃どのに直訴「やえ」が黒幕だ、成敗してほしい/主人公が腹を割って話をするも聞こうとしない嫡男「あんたを殺せば憎しみがはれる」、主人公刀を渡し「じゃあ斬れ」→しかし嫡男斬ることができない/鬼美濃どの、信濃(長野県)の残党に斬られる(戦いの中で死にたいと思っていたのでご満悦)/オブどのの妻、追い腹/武田勝頼織田信長の養女が政略結婚


じんぶつ

武田勝頼(諏訪四郎神勝頼):(1546-1582):大名・武将:甲斐・武田家当主・新府城躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた・山梨)/高遠城(長野)
 長野出身の武田信玄の側室の子として生まれる(四男)/10歳・母が死没/17歳・高遠城城主に(長野県)/20歳・織田信長の養女と結婚←イマココ/22歳・嫡男生まれるも妻が難産で死亡・兄が自害したため跡継ぎとして甲斐に入り小田原城攻めや三方ケ原の戦いに従軍/28歳・父武田信玄死去、家督を受け継ぎ数々の合戦で勝利(正確には息子が後継で勝頼は息子が元服するまでのつなぎ)/30歳・長篠の戦で織田信長軍に大敗/36歳・本拠地を新府城(山梨)へ移す/37歳・家臣たちから次々に離反され自害
部下を分け隔てて贔屓・寵愛したことで求心力を失ったらしい。そのさまは反面教師として胸に留めておきたい。(`・ω・´)<能力の低い人間も大切に扱うように努力しなくちゃ。(´A`)<ムズカシ・・・(ちなみに役者さんモっさい)

○阿部加賀守勝宝(かつとみ)
 武田勝頼の守役、生年不明。1582、勝頼に殉死。テロップでてたから軽くググってみたけど詳しいことはわからなかった。

○飯富三郎兵衛(おぶさぶろうびょうえ)のちの山県昌景(1529-1575):武将:駿河、江尻城(静岡県
 飯富虎昌の弟(甥説あり)として生まれ虎昌とともに信玄に仕える/24歳・侍大将に/32歳・信玄の叔父の謀反を制する/37歳・信玄の嫡男の謀反を制す。のちに名を山県昌景とする/40歳・駿河江尻城(静岡)城代に/44歳・信玄の上洛戦に従軍/45歳・信玄死去、勝頼に仕える(関係は良好ではなかったらしい)/47歳・長篠の戦、勝頼に撤退を進言するも聞き入れられず討ち死に
兄・飯富虎昌の赤い甲冑軍団・「赤備え」を引き継いだ。
役者さんのなんともいえない不思議な眼力が印象的。苦悶?いじめられっこのような?(悲しげな演技のときね)


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