真田丸 第24回 「滅亡」 感想



第24回「滅亡」


かんそう

黒田官兵衛、出てこなかったなあ。チラリとも。(´・ω・`)・・・

伊達政宗さん、かっこ悪い!でも、なんか人間ぽくてよかった。今までずっと「天才」とか「英雄」とか「偉人」と呼ばれる武将達の堂堂とした立ち居振る舞いの大河ドラマを見てきたから今作みたいなのも悪くない。(もちろん従来のものより良いってわけではないが)

説得のためはせ参じた主人公に「よくもぬけぬけと顔をだせたな」と一喝する北条氏政。そりゃそうだ。すっかり忘れてたけど真田家との領土問題が直接のきっかけだったっけ。(まあドラマパートだけど)

そして「華々しく散りたい・国を2つに分けた大いくさで戦って死にたかった」などの北条氏政の言葉、「男なら天下をかけて戦いたい」みたいな伊達政宗の言葉も、主人公が大阪の陣で決起するにあたって小なりと影響を与えている、みたいな演出なんだね。これから出てくる武将たちの口からも関ヶ原や大阪の陣を匂わすような言葉まわしが出てくると思うといい意味でドラマ!って感じ。

一つ一つ、1人1人の言葉が1人の人間の人生に影響を与えていく、なんて、なんかいいね。まあ実際、人生ってそうなんだろうけど。


あらすじ

歴史パート:
 1590・北条降伏、小田原城陥落。北条氏政切腹北条氏直出家

ドラマパート:
 主人公の姉が生きていたことを姉の夫に報告
 主人公の説得、徳川家康からの手紙を読んで北条氏政が降伏を決心(史実では黒田官兵衛が説得)、徳川家康上杉景勝真田昌幸北条氏政の助命工作をしようとするも北条氏政本人が切腹を希望
 石田三成忍城攻略に失敗、真田昌幸が代わりに攻略、これにより石田三成真田昌幸を武将として認める
 北条の武器弾薬は千利休が手配していたことを察知する主人公
 豊臣秀吉になかなか屈しなかった伊達政宗、どんな男かと思ったらへこへことへりくだっててがっかりする(内心は反・)豊臣の大名たち


おべんきょう

片倉景綱:(1557-1615):武将(伊達政宗ひとすじ):陸奥国岩代・二本松城(福島)、陸奥国磐城・白石城(宮城)
 
19歳で伊達政宗の付き人、小田原攻め参戦34歳、朝鮮出兵従軍36歳、関ヶ原44歳、46歳白石城城主←異例の高待遇、59で病死。
 
ドラマ今回時点で34歳。不遇な子供時代、姉が女傑、本人の忠義と武勇。この人が主人公でもドラマができるほど人として魅力的(でも今作は真田が主役なので割愛)。そしてこの人の息子が、大阪の陣で主人公の子供をかくまい育て、血を守ることになるというドラマチックな史実・・・そのくだりはドラマの進行に合わせて勉強する(`・ω・´)


おまけコーナー

北条氏政・氏照の墓所(神奈川)

氏照は氏政の弟。ドラマでは出てこなかったが、氏政とともに籠城→切腹した

行きたいレベルDだけど、小田原城行く機会があればついでに行こっかな

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