真田丸 第22回 「裁定」 感想



第22回 「裁定」 

かんそう

うっかり
 ネタバレで「今回の裁定は秀吉が北条に譲歩した出来レースだったこと・名胡桃城のこと」をうっかり読んでしまい、本来ならハラハラできる場面を楽しみそこなった。
読むんじゃなかった(´;ω;`)違うことを調べてたらウッカリ・・

いい人なんだかヤナ人なんだか
 本多正信が(ドラマで)主人公が有利になるよう発言して「若者を応援したくなった」とか言って去っていったけど。本心だろうか?第二次上田合戦の伏線としてどうなんだろう?

いい人すぎでは
 戦争にならないよう心をくだく石田三成(ドラマで)。いい人すぎない?なんかトラウマが過去にあって、だから戦争は嫌いで武将より奉行的な人間に、あたまでっかちな人間になった、みたいな説明回が今後あるのかなあ。個人的にはあんまりドラマにチカラいれないでほしいが。

あらすじ

歴史パート:
 1589・真田一族が実効支配、北条家が所有権を主張している沼田領(グンマー)の所有権をどうするか豊臣秀吉が裁定(→沼田裁定:領地の3分の2は北条、残りは真田、真田が北条に譲った領土に相当する領地を徳川が真田に与える、というもの。豊臣は北条に軍門に下ってほしかったので北条ひいきな裁定だったらしい)

 1589・3分の2ではなく全部ほしかった北条の武将が約束を反故、真田の土地に攻め入り真田所有の名胡桃城が陥落。←このことに豊臣秀吉が激怒、北条攻めを決定、進軍。 

ドラマパート:
 沼田領の所有権をめぐって主人公と北条の代理人(名代)、板部岡江雪斎が論戦/戦争のない世の中を作りたい石田三成(ドラマver)が真田パパに沼田を北条に譲って欲しいと説得/豊臣秀吉の裁定に納得いかない北条氏政は豊臣との戦争を選択、徳川家康に助力を要求するも門前払い/豊臣軍戦闘準備完了/つづく


おべんきょう

板部岡江雪斎:(1537-1609)武将・外交僧/相模・小田原城(神奈川)武蔵国岩槻城(埼玉)
 北条家に仕える(主に外交)/1573・武田信玄が死んだという噂の真偽を確かめにいくも影武者をそれと見抜けなかった(37歳)/小田原攻めで敗北、生け捕りにされるも許され豊臣秀吉に仕える/秀吉の死後は徳川家康に仕え関ヶ原では外交(調略)で活躍/73歳で病没
 ドラマでは現時点で主人公とバチバチに対立、憎まれ役。(ただ、ひとえに主人の北条を思ってというシーンもあってホロリ)役者さんのクチがすごい「への字口」で、普段からそうなのか役としての顔芸なのかは知らんがすごいなあと思いましたまる


おまけコーナー

名胡桃城/群馬 真田昌幸・鈴木主水(城代)
 1579・武田の指示で真田が北条を攻めるために建てた城(それ以前は某氏の館城があったらしい)。1590・北条が滅んだことで戦争が完全決着し廃城された。
 遺構は地形が残ってる程度だが廃城後城跡になにか建てられることもなく放置されていたことと、現在は城跡として整備されていることとでふいんきはでてるらしい。

行きたいレベルB+。沼田城行けたらついでにぜひ行きたい。

.