西郷どん 第29回 「三度目の結婚」 感想



第29回 「三度目の結婚」

◎かんそう

(´A`)<今回はほぼほぼホームドラマでしたな


○嫁に来ないか

西郷どんが糸どんにプロポーズ。向かいあって座ってからプロポーズするまでの間。あの空気。すごい息苦しかった。(>_<)


(´A`)<俺は大河しかドラマみないのでメロドラマやラブシーンが苦手なのだ。


(´A`)<コクるのって勇気いるよね


(´A`)<自分は今まで何回コクって何回成功・何回玉砕したっけ?なんてふと思ったりもした。(苦痛を伴う作業なので途中で思い出すのやめたが)


西郷どん、自分の口からは不利なこと(島の妻子のこと)は言わずに、何故か糸どんのほうで事実関係を知って、「それでもいい!あなたが好き!」みたいな流れ、いわゆる主人公のタナボタ展開になると思ってた。しかし俺の予想と違い、西郷どんは自分の口で正直にカミングアウト。西郷どん、いや、脚本家どん。見直したぜ。(上から失礼)


あと、糸どんの「子供ができないから結婚できない」という悩みにたいして、「かまわない、子供なんていらない」、ではなく、「そんなことは天にまかせよう」って言い回し、いいね。おとしどころで「いらない」、と言い切らず、未来に希望を残させておく。「天が決める」という仮定をもって「あなたのせいじゃない」という言い回しをする。


(´A`)<さすが交渉上手!


(´A`)<いや、でも「忙しくて女に惚れる暇はないけど、嫁に来ない?」はないか。


(´A`)<そりゃ振られますわ。


(´A`)<でもさ・「スキヨスキデス・アイシテイマス」って言わなかったのは、離島の愛人にスジを通した・ともとれる。前日に離島の貝殻?を見つめるシーン挿んでたし。で、そういうふうにも解釈できるし、「単に不器用で天然な男」ともとれる、そんな構成にしたのは脚本グッジョブですな。(上から失礼)




「絶対権力者・徳川にたてついて日本を変えよう!」と息巻く西郷。
「ギクシャクしてた徳川と最近やっと友好な雰囲気になったのに。なんでキミはわざわざことを荒立てようとするかなあ。」と、大久保は青色吐息。


(´A`)<俺は大久保どんタイプ。


(´A`)<うまくいってるときにいちいちな場を乱したくないもんね。(いかにもニホンジン・って感じですが)


(´A`)<しかしそんな空気に流されることなく「日本を変えよう・荒療治しよう」っていう西郷はすごいね。(まああくまでドラマ、実際は西郷1人だけ尊王派ってことはなかろうが)


○お勤めお疲れ様

西郷が政治犯として離島にいたころに知り合った罪人・川口雪篷が出所し西郷を訪ねてくる。「行くところがない」という川口に「ずっと俺んちにいていいよ」という西郷。


(´A`)<なんと史実!すごい!さすが西郷どん、器が大きい!

(´A`)<でもさ、気前よく良い人ぶっても世話をするのは家族で、自分はほとんど地元にいない・なんデショ?

(´A`)<家族は超迷惑だよね。川口さあだって居づらいだろうし・・・


(´A`)<と思ったら川口さあは史実でも最後まで西郷家に居座ったらしい。(ただの厚かましいおっさん・ってわけではなく、西郷家にとって大切な存在となり一族を支えたんだってさ。凄い。)


(´A`)<鹿児島・九州っていう土地柄なのか?昔の人はみんな親切だったのか?西郷どんの器量なのか?どうなんだろ?




○結婚式はどうなるの?

西郷が出張のその日・そのときになっていきなり「あなたの家に入ります」と言ったヒロイン・糸どん。

(´A`)<いきなりすぎるだろ!結婚は周りの協力あってのもの、二人だけの問題じゃないんだゾ?その足で西郷家に入るのか?結婚式はどうしたんだ?


調べてみた
そもそも史実では西郷とヒロインは
//幼なじみではない//顔見知りでもない//お互い離婚歴あり(これはドラマと同じ)//はじめて出逢ったのは1865年、西郷39歳・ヒロイン23歳のとき。(ヒロインの親戚がヒロインを西郷にひきあわせ結婚の話をまとめた)//甥っ子は西郷か結婚する前年にすでに生まれている//結婚の4日後、西郷が出張で鹿児島を出立//

ということでした。ドラマと史実がまったくの別物、馴れ初めエピソードがそもそも架空の作り話だったので結婚式がどうだったのかとかの疑問は前提から無意味とあいなりました。(アホらし。)


(´A`)<でも考えてみると昔は離婚・再婚っていうのは世間体が悪い印象あるし、再婚の二人は結婚はやらなかったのかも?


○その他小並感

・小①:実直だった西郷どんがウソ泣きでお殿様に取り入る。今後少しずつ人格がかわっていくフラグか?

・小②完全ドラマパートですが、糸どんのパパ、よかたわぁ。途中でイジワルおねえさんが意地悪してくるのを一喝するとこがよかった(俺はドラマ」まったくみないからわからんがドラマでは王道な展開なのかも?)


◎今週の「命かけもす」宣言

今週の命かけもすは

(´・ω・`)<ナシよ


◎おまけパート

---鹿児島県.姶良市(あいらし)---
-重富郷-○平松城跡○富重島津家の居館跡
西郷とは不仲だと言われていた、島津久光が当主だった重富島津家があった//側室の子として生まれた久光は島津一門の重富島津家に養子に入り22歳で当主となった//

---鹿児島県.鹿児島市---○鶴丸城二之丸跡
久光の兄・島津斉彬の死後、久光の嫡男・茂久が藩主になり、鶴丸城の二の丸に移り住んだ//藩の実権を握った久光は「国父(こくふ)」とよばれるようになった

○玉里文庫
国学に傾倒していたという久光の蔵書の数々が残されている//自ら書き写した蔵書からは、西洋の情報収集も怠らず、斉彬の遺志を継ごうと努力する姿が浮かび上がる//

○行きたいレベル・C
今回は紀行っていうより”島津久光を軽く紹介するコーナー”って感じでしたな。行きたいレベルはC。興味はあるが一度行ってるのでもし時間が取れてもまだ行ったことのない県を優先して行くだろうから


◎覚へ書き---1864年(甥の誕生)・38歳・か1865年(西郷の再婚)・39歳---

○歴史パート:
(´・ω・`)<とくになし

○ドラマパート:
//西郷、一年ぶりに帰郷→禁門の変や第二次長州征伐の活躍で多く実績をあげ、鹿児島県の存在感を大いに高めた「凱旋」での帰郷に周囲はヘコヘコ。(西郷と険悪な鹿児島県トップすらも西郷を褒めざるをえないほど)しかし西郷はおごることなく国の行く末を思案//西郷、大久保利通に相談「中央政府をみてきて実感した、日本ヤバい、鹿児島県はクーデター起こすべき」→大久保「ちょっとついていけない」→西郷「自分独りでもやる」//西郷、嫁をもらってくれと家族から懇願される・上司からも命令される→家族が嫁探し→有名人(になった)西郷は大人気で、嫁になろうと希望者が続出。しかし西郷はその気ナシ//沖永良部島川口雪篷が西郷宅を訪問(→第24回ででてきた離島の流罪人)、西郷宅に住まうことに//廃止になったはずの参勤交代の命令が中央政府からくる(参勤交代→金がかかる+東京に人質を差し出すという制度)。怒る鹿児島県トップが西郷にやつあたり、西郷、ウソ泣きでとりいる(ウソ泣きしてでも上層部に気に入られ「徳川を倒しましょう」ともちかける機会をつくりたい西郷)→みかねた大久保利通西郷どんにウソは似合わない」と心痛。それでも西郷への協力はしかねる//(大久保利通とその妻の計らいで)西郷の出世祝いにヒロイン(バツイチ)が親に連れられやってくる→西郷とヒロインをくっつけようとする双方の家族→しかしヒロインが拒否「自分は不妊で離縁となった、西郷様には不相応な女だ」//西郷に甥(実弟の子・西郷隆準・たかのり)誕生//西郷、ヒロイン宅を訪ね求婚「自分の家にきてほしい・ヒロインはバツイチなことを気にしてるが自分もバツイチだ、離島に愛人もいる・今自分は世の中を一新するつもりで働いている・革命だ、親友すら理解してくれなかった・でもあなたはわかってくれる気がした・あなたがいると心強い・どうだろう、家にきてもらえまいか?」→ヒロイン「ごめんなさい」→西郷、あきらめる//西郷が出張で鹿児島を出立する。ヒロインの父がヒロインの背中をおす「ヒロインに幸せになってほしい。本とうにこれでいいのか?後悔しないのか?」→ヒロイン、意を決し西郷を追いかける//西郷に追いついたヒロイン、「私はあなたの家に入る、あなたの妻となり、あなたと新しい国をみたい」的な感じで愛を告白、こうして二人は夫婦となった//つづく

◎おべんきょう

○じんぶつ(○→メジャー:△→マイナー:×→無名)

×園(ソノ):西郷隆盛の弟の妻:鹿児島県
詳細不詳・//(?歳・西郷隆盛が再婚in1865.)●←イマココ//1867.西郷隆盛の弟、吉次郎と結婚(吉次郎は再婚・前妻は病死)●←イマココ※史実では前妻がまだ存命//吉次郎が戦争で出征、戦死。自らの子はおらず西郷家で前妻の子2人を育てる(戊辰戦争明治新政府vs徳川旧政府残党●in1868.日本各地)//嫁ぎ先の家長・西郷隆盛が戦争を起こし敗北・戦死。同じく戦争で夫を亡くした小姑二人(西郷隆盛の妻と隆盛の末弟の妻)と暮らす(○明治政府vs鹿児島県の元・武士●in1877.九州各県)//1897.死去

×彦熊(1859-1945):大久保利通の子:
鹿児島県の武士・大久保利通の長男//(6歳・西郷隆盛が再婚in1865.)●←イマココ//12歳・随行して渡米、アメリカの中学校に入学、15歳帰国(欧米使節団派遣in1871.)//(´A`)<経歴をググッてみたけどたいした記載がない。全然活躍しなかったっぽい。(おもに鉄道関連の仕事に携わったみたい)//86歳・死去

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