西郷どん 第18回 「流人 菊池源吾」 感想



第18回 「流人 菊地源吾」

◎かんそう

○美人だけど原人

トゥマ(ヒロインB)の女優さん。顔のパーツひとつひとつは綺麗なんだけど、なんか原始人みたい。なんでだろ。化粧のせい?

(´A`)<原始人見たことないけどな

良くも悪くもあどけなさがある女優さんだね。家の近所で縄跳びしてるガキみたいな印象。

(´A`)<モンゴロイドっていうの?中国大陸や沖縄、九州のほうの人はこんな顔立ちしてる印象。(女優さんの出身がどこかは知らんが)


○百姓をイヂめるお役人、そこに現れる「流人・菊池なにがし」

なんかあの騒動、フワッとした感じで収まったけど。おかしくね?あれであの後もなんの報復もしないなら、お役人は今後ナメられちゃうのでは?
なんで斬り殺さなかったの?あの時代って斬り捨て御免じゃないの?


(´A`)<(斬り捨て御免=武士が耐え難い「無礼」を受けた時は、切っても処罰されない・とされる当時の江戸幕府の法律に定められた権利)


○ヒロインBの言葉

西郷:「亡き殿は!どんなときも民を第一に考えていた!」

ヒロインB:「じゃあ私たちは、「民」としてみてもらえてなかったってことですね・・・(ポロリと涙をこぼす)」


(´A`)<ハッとさせられるシーンだったね。どんな理屈をこねようと、島津斉彬のカッコいいマントも長靴も馬も、みんな税金で買ったという事実は変わらないからね。

(´A`)<でも、国策で全ての人を救うことが出きないのも事実


(´A`)<諫早湾干拓事業裁判だっけ?//長崎県の農家のため海に堤防を作る→佐賀県の漁業者が「堤防のせいで海が汚れ漁ができなくなった」と訴え堤防の開門を要求→長崎県の農家はこれに反対//みたいな?

(´A`)<国は堤防を開門すれば長崎の農家は救えず、堤防を開門しなければ佐賀の漁師を救えない。そして長崎も佐賀も譲ることはしない。結局みんな自分のことしか考えてない。

(´A`)<世の中理不尽で不公平。でもそれは世の中が悪いんじゃなくて、世の中の人間・1人1人が分け合わず譲らないのが原因なんだよ。そう、世の中を構成してるのは他の誰でもない、自分なんだ。

(´A`)<なんてな。



○西澤くんとボク

今回の西郷自殺未遂のときとかもだけど、西郷どんってさ、みんなに好かれて、助けられ、心配されるじゃん?

俺が高校生の頃、西澤クンっていう学校の人気者がいたのね。
その子が夜中にバイクでコケて、田んぼにダイブしてしまったのね。
それが結構な深夜だったんだけど、仲間が何人も来て、バイクを田んぼから引き上げてくれたんだって。
翌日、その話を聞いた時、思ったよ。(俺が田んぼに落っても、誰も助けちゃくれないだろうな。万が一にも俺は西澤クンみたいなことにならないようにしなければ。そうだ、俺は将来バイオテクノロジーの権威になって世界の食料を工場生産できるシステムをつくって、この世から田んぼをなくそう。)そう、思ったよ。


(´A`)<結局バイオの権威にはなれなかった。全く勉強しなかったせいかもしれない。


◎今週の「命かけもす」宣言

今週の命かけもすは・・・

(´・ω・`)<ナシよ


◎おまけパート

---鹿児島県.龍郷町奄美大島)---
//鹿児島市からおよそ400キロ南に位置する//ルリカケス(→鳥)をはじめ貴重な動植物が生息する自然豊かな亜熱帯の島//江戸時代、薩摩藩支配下にあったこの島は琉球の影響を強くうけ薩摩とは異なる文化が築かれていた(→8月踊り・高倉・島唄・チヂン)//奄美大島で古くから歌い継がれている島唄は暮らしの中から生まれ祝いごとや集まりの席ではかかせられない

○西郷松跡(西郷隆盛上陸の地)
安政1859.年、西郷は現在の龍郷町に上陸する(→阿丹崎)//このとき西郷が乗った船をつなぎとめた松がかつてこの地に残っていた(→西郷松)

○龍家本家跡
//西郷は海岸近くの空家で2か月過ごしたあと、龍家の離れに移り住む//絶望のふちに追いやられた西郷はこの地で再起を図ることとなる

○行きたいレベル・D
あんま興味ない。なにより奄美大島に行ける機会は俺の人生ではもうないだろう。
(´A`)<つまんねえ人生だったな。


◎覚へ書き---1858年、主人公32歳---

○歴史パート:
橋本佐内、死去(1859.11.1)
//「地方公務員の分際で国のトップを決める問題(将軍継嗣問題)に積極的に関与し国の行政運営を妨害した罪」で斬首刑(享年25)

○ドラマパート:
//前回(17回「西郷入水」)で入水自殺した西郷だったがそれを察知した大久保利通が西郷を救助、西郷は一命を取り留める(共に入水自殺した僧・月照は死亡。西郷は助かったのちも月照の後を追おうとするが大久保が必死にこれを諭す)。しかしどのみち政府に指名手配されている西郷は「菊地源吾」という偽名をつけられ離島(鹿児島県奄美大島)に送還られる(罪人としてではなく罪人と偽って島に潜伏という形)//この時期(1858)の奄美大島は鹿児島県から課せられた重税に苦しんでいた//共に自殺したのに月照だけが死亡、後を追うことも親友(大久保利通)の懇願でできず、心は荒み、食事もとらずただ生きてるだけの状態の西郷//地主の娘・ヒロインBが西郷のために食事を作るも、西郷はこれに手をつけず罵声を浴びせる。そんな西郷に(不幸になれ!)と念じるヒロインB//鹿児島県のお役人が税の徴収のために奄美大島に来る→不公平かつ一方的な納税の義務、さらにお役人が横柄な態度で島民を苦しめる→困窮した島の子供が納税ぶんの砂糖を舐め、お役人が激怒、島民がいびられる→自暴自棄になった西郷が現れお役人様に殴りかかる→地主がお役人様に謝罪し水入り//ヒロインBが西郷に直訴「金遣いの荒い鹿児島県のトップ(→故・島津斉彬)が死んで島中が喜んだ。けど重税はそのまま。そのせいで我々奄美大島の住民の生活は困窮を極めている」//亡き君主の悪口を言われた(→「鹿児島県トップ(故・島津斉彬)が死んで皆喜んだ」のくだり)に西郷が激怒。「故・島津斉彬様は国民のために尽くしてきた!」//ヒロインB「つまり私たちは国民として扱われてないってことなんですね・・・」(西郷、ヒロインBの言葉が正論であると気づいたような表情)//大久保どんから届いた手紙で、志を共にした仲間、橋本どんも斬首刑されたと知り天を怨む西郷//西郷、病気で倒れる(蚊に刺されたことによる発熱)。(私が呪ったせいだ)自分を責めるヒロインB、必死に看病//ヒロインBを含む島の人達の必死の看病で一命を取りとめた西郷、ヒロインBの生い立ち(→親が鹿児島県の役人に殺された)を聞く//西郷、生きる気力を取り戻す//西郷、ヒロインBに謝罪、奄美大島の現状を教えて欲しいと頭を下げる//つづく


◎おべんきょう

○じんぶつ(○→メジャー:△→マイナー:×→無名)

×愛加那/とぅま(西郷の2番目の嫁→ヒロインB)
史実では砂糖生産を管理する側の人間で、極貧の百姓などではまったくなかった・らしい。今18回時点で22歳、西郷との夫婦生活は3年。(享年65)
龍佐民(ドラマではヒロインBの叔父)
実在するものの、史実ではヒロインBの叔父ではなく親戚筋?みたい。西郷の婚礼で媒酌人を務めた。今18回時点で39歳!(没年不詳)
石千代金(ドラマではヒロインBの叔母)
実在するらしい。西郷の婚礼で媒酌人を務めた。今18回時点で33歳!(没年不詳)

×ユタ(ドラマオリジナル?)
「ユタ」っていうのはあのおばあさんの名前ではなく、「霊媒師」みたいな?職業?役職?の名前らしい。

×富堅(ヒロインBの兄)
実在したらしい。今18回時点で26歳(没年不詳)

×里千代金(ヒロインBの兄の嫁)
詳細不詳

×田中雄之介(薩摩藩士・奄美大島のお代官様)
ドラマオリジナル?ググッたけどなかった

奄美大島で西郷と親友になり、のちに西郷や大久保と活動を支える。今18回時点で41歳(享年74)


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