風林火山 第36回 「宿命の女」 感想


第36回 「宿命の女」 

◎かんそう

○誰もが宿命を背負って生きている(※俺は除く)
タイトルが「宿命の女」?ってことは前回でてきた勘助のファンって女と勘助が結ばれるのか・・やだなあ。なんてなんのヒネリもなく見てたら、諏訪御料人の重い重い怨念人生を再確認させられるシーンになって、(あ、宿命ってコレ、諏訪御料人のことだわ)。って思ったら今度は小山田どのの側室のヘビーな運命。(そうか・・・宿命の女ってのは美瑠姫のことだったか・・・なるほど)。なんて思ったら最後は武田信玄のママが次回へのキーマンのような扱いで登場して。(自らも武田の敵・大井家から嫁いできて、のちも政争の駒として嫁入りしてくる女たちを諌め続ける。まさに信玄ママこそ宿命の女だ・・)なんてすごい振り回されて。すごいよかった。

(´A`)<(やられたよ。つまり誰もが「宿命の女」ってことね。フフッ・・)なんて思わず唸ってしまった。なにより大井夫人の役者さんの演技が素晴らしい。


○実際のファクト知らないからアレだが
義元が全盛期の今川家から嫁をよこさせるって・・・武田家、すごいね。これって今川からすれば一方的に人質とられるだけじゃないの?でも武田が今川から嫁を引き取ったっていうのは史実だしどういういきさつだったんだろう。

○だからどうだって話ですが
小山田どのの「実におもしろい!」ってセリフ、ドラマ「ガリレオ」のパロディー?小山田どのは福山雅治さんと同じ部類の顔した長身のイケメンだし、どっちも同じ年のドラマだし、監督なり演出なりがちょっと遊んでパロってみたとかじゃないのか?

(´A`)<でもちょっとネットでみてみたら誰もそこには触れてないし違うっぽ?


○りんき?

勘助:「姫様!りんきもたいがいになさいませっ!」

諏訪御料人:「りんき?りんきと申すか!」

オレ:「りんき?りんきと申したか?」

グーグル先生「悋気・りんき//[名](スル)男女間のことなどでやきもちをやくこと。嫉妬 (しっと) //例:「男友達と話す妻に悋気する」」



◎おまけパート


○鶏冠山{●黒川金山遺跡・●甲州金・●坑口}
金は、「戦国最強」とも言われた武田軍の財政を支えた{●甲州金}//山梨県各地にあった金山の中でも黒川金山は最大の採掘量を誇ったといわれる{●黒川金山遺跡・●坑口}//黒川山は鶏冠山の別称であり、二つの山名は同じ山を指す(たぶん)//武田信玄の時代には金山で働く人の家が立ち並び「黒川千軒」と言われた//

○鶏冠神社
//鶏冠山の頂上にある//金山で働く人々の守り神として祭られた//金の採掘を指揮した”金山衆”はその技術を生かして敵の城を堀崩すなど、合戦でも活躍し武田信玄を助けた{●金山衆の城攻めの功を賞した武田信玄の書状}

○行きたいレベル・B
行きたいけど金銭的にも時間的にも今生では無理っぽい。200年生きれるならいってみたい。(っていうか金山の穴で生活とかできないのかな。)


◎覚へ書き

○歴史パート:
1552.2.17.小山田信有、死去(享年34)
//戦争で重傷を負う//その翌年病気になり死去//(ドラマのような話も伝説としてあるとかないとか。ちなみに記録上では美瑠姫が死んだのは1568)

○ドラマパート:
//勘助、諏訪御料人のために武田信玄の新しい嫁(→於琴姫)を暗殺しようと屋敷にいき剣を手にする//通りかかった勘助を慕う女に声をかけられひとまず剣をしまう(→勘助を慕う女:前回登場の武田家臣の娘。屋敷で於琴姫の世話をしていた)//とりあえず於琴姫と面会、さぐりを入れ、釘を刺す勘助。「→信玄公には他にも妻がいて子がいる、あんたに子ができてもその子は他の妻の子より格下となることを承知しておくように」//武田信玄の母、諏訪御料人を諌める「武田より故郷を愛するのはかまわない・でも故郷のために武田をどうにか(のっとるとか)するのはいかん、故郷を思うなら現状を大事にしてほしい」的な//勘助、武田家と今川家との同盟に、武田から嫁(人質)をだすのではなく今川か ら嫁をも らってはと提案。武田信玄→「いずれは今川と戦うことになる。息子と今川の姫を結婚させたらそのときに息子はワシを怨むかも。でも娘を人質にとられるよりマシか・・」的なカンジで勘助の計画を採択(勘助の狙いはまさに信玄公の危惧するところ。将来、息子さんの立場が少しでも悪くなれば諏訪御料人の息子が成り上がるチャンスがうまれるので)//今川家、「武田の提案は悪くない(娘が次期武田当主の妻となれば利点が多い)。でもこの話に勘助がからんでいたら・・・罠だ」と見抜きそれとなく武田家臣にアタリをつける。しかし家臣が怪しい空気に気づいて「あいつは下っ端だから関係ない」と言い、ことなきを得る//勘助、イケメン武将・小山田どのと会談「今川とばっか仲良くしてるから北条の機嫌とっといてくれ、あんた北条とパイプあるもんね」。小山田どの、この会談で今回の勘助の提案した「武田・今川間の縁談」の真意を見抜く「将来今川と戦争になったらおまえの作戦どうりに今川から嫁さんもらう信玄公の息子さんは立場悪くなるよね、そうすると諏訪御料人の息子さんチャンスだよね。っていうかそれがおまえの狙いだよね。これって諏訪御料人のために武田を裏切ってるってことだよね。でも最近になっておまえの気持ちわかるようになったよ。実は俺の妻が産んだ子供・・・前の旦那の子かもしれないんだ。でもそれでも俺は妻も子も 愛してる 。おろかだよね。諏訪御料人のために武田を裏切ってるおまえと同じだ。でも、なによりもどんなことよりも惚れた女が一番だっていう気持ちで俺は今いっぱいだよ」//小山田どのの妻の子が病死。敵の武将の子だったかもしれない子が死んで思わず笑ってしまった小山田どの。それを見てギョッとする小山田どのの妻//武田信玄の側室が出産、女子だった//1552.小山田どの、妻に刺し殺される(妻も自害)。センセーショナルな出来事に武田家では激震が走るも「小山田どのは愛情をもって接していた、死して辱めをうけるべきではない」という勘助の注進に「小山田は名誉の討ち死にってことにする、このことは口外無用」と武田信玄が裁定//勘助、武田信玄の母に呼び出される(意外にもこれが初対面)。//つづく

◎おべんきょう

○じんぶつ(○→メジャー:△→マイナー:×→無名)

×岡部親綱(おかべちかつな・****-1562.):武将(今川氏輝-義元):駿河国静岡県
詳細不詳・岡部仲綱の子//1536.花倉の乱今川義元側に付き戦い、政敵の城を落とすなど活躍(花倉の乱:○今川義元vs玄広恵探●in1536.静岡県)//←ここが人生のピーク?のちの詳細不詳

×小山田弥三郎(1540-1565):武将(武田信玄)・国衆(山梨県):甲斐国.岩殿山城山梨県
山梨の大名・武田家の家臣・小山田某の子//13歳・.父が死去・家督を継ぐ←イマココ//神奈川県の大名・北条氏や静岡県の大名・今川氏との外交を担う//26歳・病没//
※若くして家督を継いだせいで家臣との関係に苦慮したらしい
※この人もこの人の父もこの人の祖父も「小山田信有」という名前らしい。(´A`)<んあ!
※ドラマでは小山田某の弟だが史実では嫡男


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