風林火山 第29回 「逆襲!武田軍」 感想


第29回 「逆襲!武田軍」 

◎かんそう

○なんかピンとこない
「絶対勝てないから被害を最小限に抑える方法で負よう→そのためには死ぬしかない」っていうのが板垣さまの作戦、「全面戦争なら絶対負けるから敵のトップを暗殺しちゃおう」っていうのが甘利さまの作戦だったんだよね?ドラマとはいえもうすこし「リアリティのある作戦」あるいは「他に方法が無い状況だった・という展開」あるいは「はからずもこうなった・みたいな展開」にしてほしかったなあ。(とくに板垣さま)

○高遠どの「おのれ・おのれ・おのれ・っええっええええ!」
武田の兵に囲まれ万事休すとなった敵将・高遠どのが叫ぶのですが。あんまりにも「おのれおのれ」言うもんだからオブどのに「おぬし、何回おのれって言えば気が済むのじゃ!」とつっこまれてしまいました。(同じ囲まれ方の板垣どのとはえらい違いじゃ)。でも、俺は高遠どのの気持ちわかるな。敗北必至のあの状況、俺なら悔しくて、「くっそお!くそ、くそ、くっそおおおおおおおおお!」って言うとおもうから。(そしてオブどのに「何回くそって言えば」って言われたい。)
この高遠どの、史実ではこの戦いに敵として参戦してたのか?ググってみたらなんか書いてはあったんだがイマイチわからなかった。ドラマとしてはどっちでもいいんだけど、史実がどうだったのか、ウィキに表記されてるのに理解できなかったのは我ながら情けなかった(理解できたからどう・っていうことでもないんだがそれでも「書いてあるのに理解できない」っていうのはミジメだった)

○毛利どのもめちゃよかった
「自分より若い武将が大勢戦死した!なのにジジイの自分は生きている!情けない・・・うわあああああああああああああ!!!!!!!!!」

と絶叫するのですが。年寄りの演技ってなんかゆっくりだったり見てて危なっかしかったり棒読みだったり無利しちゃってる感があってすきじゃないんだけど、今回の毛利どの、すっげえよかった!!泣いた!

○お手本のような愚将
信濃守護・小笠原長時どの。ドラマではこういう気持ちのいいくらい無能な大将はやっぱりいてほしい。主人公がこのアホ武将をだしぬいて圧勝とか、やっぱり見ててスカッとするからね。(毎回だとさすがにしらけるけど。)まあ史実でもなかなかに無能だったみたいだけど。


◎おまけパート

---長野県.岡谷市---{●→塩尻峠(国道20号線)//●→諏訪法性別の旗}
○勝弦峠(かっつるとうげ)
1548.長野県.岡谷市塩尻市の境・塩尻峠と勝弦峠の一帯で「塩尻峠の戦い」がおこった//[諏訪衆]とよばれる長野県・諏訪地域の人間が活躍したといわれる//

---長野県.塩尻市内---
○旧中山道塩尻宿跡(●→胴塚//●→首塚
//この付近には今も小笠原軍の兵を葬ったとされる塚が残っている(●胴塚・首塚)//

○行きたいレベル・B
そんなに行きたいわけでもないが宿場があるし近いのでドライブがてらいけそう。


◎覚へ書き

○歴史パート:
塩尻峠の戦い(○武田信玄vs小笠原長時●in1548.7.長野県)
//上田原の戦い(○村上義清vs武田信玄●in1548.2.長野県)で武田軍が敗戦したことで長野県の武田配下の武将が動揺、この機に乗じ長野県の守護職小笠原長時が武田の領地に侵攻//武田軍、これを退けるため挙兵するも途中で行軍を留める//小笠原軍は連合だったので結束力が弱く内輪もめが起こる//行軍を留めていた武田軍が小笠原軍を急襲、対応できない小笠原軍は総崩れとなり武田軍の圧勝、小笠原長時は敗走。
※ドラマでは高遠頼継なる武将がこの戦いにがっつり絡んでくるが史実では違うっぽい?

○ドラマパート:
1548.上田原の合戦が終決するも戦場から撤退しようとしない武田信玄(→武田信玄は負けを受け入れたくない)//しかし母親の説得が決め手となり20日以上経過したのち撤退//甲斐に戻り母親に諌められる武田信玄。敗戦前は上の空だったが今回はちゃんと聞く//今回の負け戦は自分の慢心も一因だったと悔やむ勘助。この負け戦で疲弊した武田にしかけてくる敵に対抗するための外交策を練る//武田信玄、自分が方向性を見誤まっていたことを認め改心//1548.6戦争で消耗した武田軍・村上軍をしりめに長野県の守護・小笠原某が挙兵、長野県の武田領地に侵攻//これをしりぞけるため武田軍も出陣//勘助が奇襲を立案「進軍を留めてやる気ナシアピール、敵が油断しきったら電撃進軍 」//武田領地の長野県の武将が「武田のために最前線で戦いたい、武田信玄は我々のあがめる神の御旗をつくってくれた、我々はこれに応えたい」と申し出る(この旗は亡き板垣某がこのときのために仕込んでおいたもので、勘助はその意を汲んでこういう流れになるように仕組んだ)//イケメン武田家臣・小山田殿も「今回こそは必勝(例の側室にした敵将の妻との間に子ができた)」といきごむ//1548.7.19.早朝に奇襲、大勝。これにより家臣一同の心もまとまる//人々の大切さ・心の大切さを思い知った武田信玄、「人は堀、人は石垣、人は城、情けは味方、仇は敵なり」と詠い戦死した板垣某を偲ぶ//しかし死んだものは還らない、とりかえしのつかない板垣の死を悲しみ嗚咽する武田信玄だった//つづく


◎おべんきょう
○じんぶつ(○→メジャー:△→マイナー:×→無名)

ナシ


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