風林火山 第27回 「最強の敵」 感想
第27回 「最強の敵」
◎かんそう
○クノイチの人の殺陣
忍者の女優さん、殺陣ひどかった。(とくに蹴りがひどい)で、ちょっとググってみてびっくり、殺陣がイイ・と評価されてる女優さんだそうな。ちょっとオバサンだけど可愛い顔してるし千葉シンイチさんの子供だっていうしそのへんの事情ならしかたないけど、殺陣がいいって・・何それ?って感じ。本当?今回のあの演技で?テレビの前のみんなさまもそう感じたのか?おかしいのは俺なのか?ニンニン
○俺を褒めてくれ!
「おまえらがオヤカタサマ・オヤカタサマってアゲてくるのは、俺が人生の勝者だからだろ?俺が敗者なら鼻にもかけないくせに!!!」
的な感じでダークサイドにハマってしまった信玄公。(俺が家臣なら「あったりまえジャン」って思うけど)
そんな信玄公に「あなた様は自分のおチカラを信じることができなくなっている」という板垣某。
「わしのチカラとはなんじゃ?」と返す信玄公。
板垣某は「あなた様のチカラとは暴力ではありません。あなた様は心で人を動かすことができる、素晴らしいおかたです。「俺、強いだろ!逆らうと〆るよ?」的なアピールなどしなくとも、あなた様のお心をもってすれば人はあなた様についていくのです。我々はあなた様が勝者だから付き従っているのではなく、あなた様の心に動かされてついていってるのです」
みたいなやりとりがあって。そのやりとりそのものはモチロン見ごたえがあったんだけどそれよりも、人生で「あんたの魅力はここや!」って言ってもらえる機会、いってくれる人がいるっていうのが羨ましいな・と思った。(小並感)
「ねえねえ、俺の魅力・俺の強さってどんなとこだと思う?ねえ?」なんてなかなか恥ずかしくて聞けないもんね。(若い頃は告られたときに「俺のどこがいいの?」なんて聞いて、答えてもらうことで自分の安いプライドを満たしていたけどもうそんなことも俺の人生ありえないしね。(´A`)<死にたい・・)
○いろんな人のポリシーがでてきて考えさせられる
今回に限らず、このドラマ、「人生とは」みたいなやりとりがけっこうあって。みんなそれぞれ一理ある。こういうの、イイネ。
ちなみに今回は
勘助→百姓パートのイケメン・ヘイゾー
「人を裏切るような世の中は嫌いだ」というヘイゾーに対して勘助が言う。「自分にやりたいことがあれば、相手を裏切らなければならないことも、ままある。」
”人生、あちらをたてればこちらがたたず”って感じ?自分に言い聞かすように?言ってた。
ちなみに”愚痴+相談”っていう流れでヘイゾーが聞いて、それに勘助が答えたっていう流れなので、もしヘイゾーに異論があっても口に出せる空気ではなかったけど、テレビの前で聞いているぶんには、「相手を裏切るくらいならやりたい気持ちをグッと抑える」っていうのもまた生き方なのでは、とは思った。(相手によるが)
武田重臣・甘利どの→勘助
「勘助は戦争をゲームくらいにしか考えていないようだがそれは間違いだ。負け=土地を奪われる、死人がでる、悲しむ者がでる。(勘助は「次に勝てばいい・かもしれないが、死んだ者には「次」がこない。永遠にこない。そこのところを考えたことが勘助にあるのか!!)みたいなお説教。(たぶん演出的に死にゆくものが後を託すべき相手のために叱咤激励した・みたいなもの?)
(「人の道を踏み外さないでほしい」という板垣某に対して)「人の道は一本じゃない!」という武田信玄。
それに対して「いいえ、一本であるべきです、あなたについていく羊達が道に迷わないためにも」と諌める板垣某。
こういうやりとりってすごい考えさせられるから好き。(話終わったあとに「若・・若・・・」と、絞りだすように信玄の昔の呼び名をつぶやくのもすげえ泣けた)
まさか会社でこんな話できないし飲みにいくたびにこんな話してたら引かれるしだから、自分のなかで悶々とくすぶらせいたものを、どこかの脚本家がドラマの中でテーゼとして投げかけてくれた、みたいな?(つまり少なからず脚本家もなにかしら自分みたいな悶々を抱いているのかな・その答えがドラマの最後に表現されたりするのかな・勘助は死ぬときどんな人間(ドラマだから最終回・死ぬときに人格が完成されてる状態だろうと仮定して)になってるんだろう・みたいな)
○そしてなによりイイのは
「コイツ今はこんなだけど、このさきどうなるかわからない」っていうストーリー的なことと、「はじめから正しい答えをもってる人なんていない・信玄公ですらそうなんだから自分なんてブレブレでもいい。これからDA!」っていうのが」あってすごい燃える。
◎おまけパート
---山梨県.山梨市---
○窪八幡神社(●窪八幡本紀)
//甲斐・武田氏が深く帰依した神社//本殿・拝殿などが重要文化財に指定されている//武田信玄が拝殿を再建し本殿に金箔の装飾を施したと伝わる//普請にあたったのは武田家臣・甘利備前守虎泰と神社の記録に記されている(●→窪八幡本紀)
○永昌院(●武田勝頼戦陣の鐘)
○万力林
武田信玄が整備したと伝わる//「万力」の名には「万人の力を合わせて堅固な堤防を」という願いが込められている//
○行きたいレベル・C
山梨まで行けるなら躑躅ヶ崎館に行くので時間が余らない限りいかない
◎覚へ書き
○歴史パート:
ナシ
○ドラマパート:
滅ぼした敵の大将の妻を側室にしたイケメン武将・小山田某、側室と心を通わす?(普段の冷徹さとは違う様子?)//武田信玄・長野県の支配地域にたいして今後は高圧な政治運営に方針転換(身柄の拘束・土地の没収など)、家臣・板垣某はこれに反対、諌めるも信玄は聞く耳もたず//武田信玄、長野県に勢力を伸ばすためにすぐにも侵略戦争をはじめようと提案、勘助をはじめとする重臣はこれに反対するもヒラ武将はノリノリ、最終的に武田信玄のツルの一声で長野県の村上某の領地に攻め入ることが決定//(今回は負けもやむなし・それで武田信玄が愚考に気づけば)という勘助にたいして「それじゃあダメだ、戦争はゲームじゃない、勘助は独り身だから そんなことが言えるが負けて失う兵にはそれぞれ家族がいる、戦争はゲームじゃない、負けを策の組み立てに組み込むなんて言語道断」と武将・甘利某は激昂//「武田信玄に家督を継がせるべきじゃなかった」とぼやく武将もでるなど、重臣の心もバラバラ//武田信玄の命令でダブルスパイをしている武将・相木某が、敵のスパイ・ヘイゾー(百姓パートのイケメン)に嘘の情報を伝え敵地に向かわせる→ヘイゾーが武田武将・甘利某につかまる→甘利某、ヘイゾーをつかい敵の大将・村上某と接触、武田の本当の情報をリーク、これを機に村上配下にはいりたいと要請//「武田が長野県の武将・村上某と戦って疲弊した隙を見て、武田に奪われた領地を取り返す戦争を起こそう」と企てる武将も現れ、今回の開戦の判 断がさらなる波乱を生む悪循環の状況に。武田重臣たちに悲壮感が漂う//1548.武田信玄が武将を集め決起集会、「活躍すれば領地を与える」とエサをチラつかせ士気をあげようとする//「戦争そのものは止めないが準備が足りない、必勝のため準備期間がほしい、今回は雑すぎる」重臣・板垣某と勘助が再び諌めるも武田信玄これをききいれず。開戦が避けられないことを悟った板垣某、「せめて自分をみつめなおしてほしい」的な陳情//つづく
◎おべんきょう
○じんぶつ(○→メジャー:△→マイナー:×→無名)
ナシ
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