風林火山 第21回 「消えた姫」 感想


第21回 「消えた姫」 

◎かんそう

○チョーシのっちゃった

「弱い立場の者は何を言っても許される!」的な?ノリノリで三条夫人をなじった由布姫ですが、その現場を信玄公に見られ意気消沈。

理想は敗者の立ち位置から「やっぱり疑っておいでだったのですね・・・と寂しそうにうつむいたあとに嫌味」だったのだろうが、チヤホヤされてチョーシのちゃったんだね。だけどこれでよかった。チョーシのっても意味ないことを自覚できたから。

(´A`)<リアルでもこういうことってある。人間、ケンキョさを忘れちゃイカン。

○またもや意味不明

失踪した由布姫を探し、ついにぶっ倒れる主人公

(姫様は自害したのかも?1人じゃあ寂しいだろう、私もお供しよう・・・)

正座し、懐刀を抜き、からの・・なぜか切腹せずに、立ち上がってホテホテ歩いてく主人公。

(´A`)<どゆこと?

腹を切ろうとしたら、「笛の音が聞こえた」とか、「灯りが見えた」とかで切腹中断ならわかるけど、劇中のあの流れではそういう描写はなかった。なんだったのあの所作。なんで正座・抜刀までしといてホテホテ歩きだしたの?小説読めばわかるとか?


○逢いたくて震えてました

で、ついに由布姫をみつけて。

「「信玄公のところに嫁げ」だなんて、俺が間違ってた。一緒に逃げよう、これからは俺がおまえの側にいる」

という主人公。

「それ、ムリ。私、信玄さまに夢中なの。」

と返す由布姫。

「は?」

思わずTVの前でポカーンとする俺。

(´A`)<まったく理解不能ですわ。

「先週まで「殺す」、とか言ってたけど、今は逢いたいだけ。前も「憎いから殺したい」っていうのもあったけど、実は「好きだから殺したい」、っていう気持ちもあったの、私って過激ね・テヘ」みたいな?

仮にそうだとしても、「あなたになら心をあげてもいい」って言った相手・勘助にむかって「やっぱ私は信玄ラブ」なんてよくもまあ言えるよ。無神経なメスブタめ!

以前に百姓パートのイケメン・ヘイゾーが身分違いの女をゲットしたのとノリが似てたから、勘助と由布姫にもなんかあるかもなんてちょっと期待してたのに。

(´A`)<散々振り回されたあげく目の前でノロけを聞かされるなんて、軍師っていうのはいやはや大変な職業だ。



◎おまけパート

---長野県.松本市---
//かつての長野の府中・信濃の中央に位置する//信濃(長野県)守護・小笠原長時の本拠地だった//

林城林城主郭跡}
//小笠原氏の本城//山波を利用していくつも城や砦が連なる堅固な要塞//

○兎川霊端寺
//小笠原長時が一族の繁栄と安泰を祈願した寺//

松本城(深志城)
//小笠原長時を破った武田信玄林城から拠点を移し大改修した城//


◎覚へ書き

○歴史パート:
ナシ

○ドラマパート:
つづき//由布姫にだされた甘酒を口に運ぶ三条、とっさに身代わりとなってそれを飲む侍女。由布姫はその様を笑った//「毒なんて入ってないよ。でもあんた疑ったね。信じてるとかなんとか綺麗ごとをいいながら私を信じてない。だったらバカにしてもらったほうがマシだ。勝者の夜のオモチャで敗者の一族、と笑ってもらったほうがいい。あんたの夫、武田信玄が私をただのおもちゃだとおもっているように!」//そこまで言いきりドヤ顔の由布姫//そこに武田信玄がいた、このやりとりを聞いていた。武田信玄、「キミにはガッカリだよ」的な表情で去っていく//その夜以降、武田信玄由布姫とエッチなし、疎遠に//長野県の武将・村上義清信濃守護(中央から長野県を管理するよういわれている武将)の小笠原長時に「長野県を管理する立場なんだから武田信玄の侵略行為をなんとかしろ」とケツを叩く//1543.武田信玄由布姫を故郷の諏訪(長野県)にもどす。主人公はその手配をし、現場で監督する//しかし途中で由布姫が失踪//その事実を伏せ、単身由布姫を探す主人公//主人公、由布姫を発見。「甲斐に行き武田信玄の首をとろうとおもっていた」という由布姫に、「あなたを信玄公の側室にするべきではなかった、あなたが失踪したことで自分は自分の気持ちがわかった、これからは自分があなたを守る」というも、「それはできない、じぶんは信玄がいい。」という由布姫。「は?どゆこと?」といぶかしがる主人公に、「首が欲しいのは独占したいから、実は惚れていたときづかされた」という由布姫。「でも武田信玄公は父の仇だし他にも嫁さんいるし戦争とかで留守も多いし。だから、自分が殺すことで独占しようと思った、でもさすがにこの発想はナシだって自分でもわかる、とにかくそれほど武田信玄が愛おしい。もう私を殺してくれ」的なことを言う由布姫//主人公「あんたは小っせえ。国だの親だのことにはもうこだわるな。信玄公は天下を取る人だ。あんたはその信玄公に愛されあんたも心底惚の字だっていうならその気持ちに素直になるんだ。武田信玄はあんたを捨てたわけじゃない、これから仕事で長野にガンガン来る、自分がそういうふうにもってく、なんの問題もない」といい、由布姫が過去に投げ捨てた不動明王の木彫りを手渡す//つづく


◎おべんきょう

○じんぶつ(○→メジャー:△→マイナー:×→無名)

×小笠原長時(1514-1583):戦国大名信濃守護:信濃国.林城城主(長野県)

大名・小笠原某の子//13歳・家督を継ぐ//31歳・長野県に侵攻してきた武田信玄と対決するも敗退//34歳・塩尻峠の戦い。武田軍がよそで敗戦、弱っている隙をついて挙兵するも敗戦(○武田信玄vs小笠原長時●in長野県)//36歳・本拠・林城を失い没落、動向不明に//41歳・大阪の大名・三好某のツテで上洛//45歳・幕府要人の仲介で時の将軍・足利義輝に謁見//55歳・本國寺の変。弟が死去(○足利将軍家織田氏vs三好三人衆●in京都府)//****新潟県上杉謙信のもとに//64歳・上杉謙信が死去。後継争いで上杉景虎を担ぎ負け組入り、新潟県をでる(御館の乱・○上杉景勝vs上杉景虎●in新潟県)//67歳・織田信長に迎えられ織田氏の長野県侵攻の御輿に利用される//****のちに福島県の大名・蘆名某の客分となり厚遇をうける(軍師として活動も)//70歳・酒の席で家臣の妻にセクハラして家臣に切り殺される
信濃四大将の1人




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