風林火山 第19回 「呪いの笛」 感想


第19回 「呪いの笛」 

◎かんそう

○前回の疑問

”三条夫人が由布姫に嫌味を言った理由”がイマイチピンとこなかったんだけど、今回の三条夫人の様子をみるからに、あれは”やきもち”だったのね。

○と、なれば、

”やきもちをやいた三条夫人をみて、なんで由布姫は(私は側室にならねばならない!)と思った”のか。いよいよわからなくなった。

重臣・甘利さんの行動には確かに心を動かされるよ?(武田家のために死ににきた、武田のためなら私(由布姫)に刺されてもっていう覚悟で私と向き合った、私もこのままじゃいかん、この命、賭けてみよう)って、そりゃ、わかる。

で、三条夫人。(信玄が私(由布姫)に送ったラブレターを私が飾っているのを見て怒った、三条夫人を傷つけた、もう側室になろう!)って、どうしてそうなるの?

(´A`)<教えてサンジョー助けにコイヒメ

(「死にもせず、側室にもならず、状況を楽しんでいるかのような状態と思われてしまったことを恥じた」ってとこか?)


○三条夫人萌え☆

それにしても三条夫人の役者さん可愛い☆あんな子供子供してるのに言う事だけはお方様(BBA)。「お館様は顔は残念だけどがっかりするのは早い、男の魅力は顔じゃない」とかね。でも声はアニメ声(っていうの?)っていうギャップが萌える。今回なんて自分をアゲてくる侍女に、「こいういうときは自分を叱れ」、なんて、健気だし。「大河ドラマ武田信玄」の三条夫人も綺麗だったけど性格にムラがあった。でも今回の三条夫人はルックスはやや劣るが(といっても充分可愛い)、とにかく性格がすごいいい!萌え萌えやで!

由布姫萌えない

今回、由布姫のもとに故郷・諏訪から親戚が訪ねてくるのですが。親戚と歓談するときの由布姫の目つきが武田家関係者と話すときと違いすぎてびっくり!

「演技力」って褒めたいところだが、それよりは美人は表情の機微がはっきり顔にでるから演技するのに有利なのかな、って印象。

でも、去勢され従順モードの親戚に失望、みるみる沈んでいく由布姫の表情もすごくよかったからやっぱり演技力あるんだな。

(´A`)<単に俺が三条夫人推しで由布姫ディスってるだけだな、ウン。


○「発言は慎重に」

甲斐一国の大名で、ご主人様である武田信玄に対して、小姓が「笛の音には三条夫人の呪いが込められているのでは?」などと畏れ多いことをほざく。

(メッチャ固まる主人公)。そして武田信玄が「ふ・ふふふ・・・ふはははっはは!」と笑って。笑って、からのー


「無礼者!そこになおれ!斬り捨ててくれるわっ!!」


とか言うと思ったら、「このワシが呪いで?ふっwwこりゃまいった、はははwwww」で済ませちゃった。「あんたの嫁さん、あんたに呪いをかけてるんじゃね?」なんて部下に言われたら怒るべきだと俺は思うけど(特に俺は三条夫人推しだし)、でも、「笑って済ます信玄公のやりかたも器なのかな」とも思う。まあとにかく切腹させられるんじゃないかとハラハラしましたよ。

(´A`)<ハラだけに。(失言はのちの海津城主・香坂弾正?だからここでハラキリはありえないのだが)

○「とにかくやらしてください(晴信心の叫び)」

寝屋(失礼・笑)で由布姫に短刀を突きつけられるも鮮やかにこれをいなしドヤ顔で語りだす信玄公。

「俺とキミの関係は1人の男と1人の女っていう関係じゃない、大勢の家臣領民の代表どうしなんだ、合体するのは国と国との友好のためなんだ」

(´A`)<う、うまいっ!これでは由布姫は合体を拒めまいフェフェフェ

「キミは1人で憎しみに呑まれてるけど本当に自分が1人きりだと思ってるの?まあ俺は1人であることを捨てて、かえって1人きりになってしまったけどね。でもキミとならわかりあえる気がするんだ」

(´A`)<このくだりはちょっと意味がわからなかった。(意味っていうか真意?家臣も信用できないって意味で言った?わけではないよね?「1人になってしまった」って、どゆこと?)

「勘助も心配しておるぞ」

(´A`)<アリガトウ信玄公。三条夫人に嫌われ、由布姫に嫌われている主人公の誤解をはからずも解いてくれました。(こういう誤解って本人じゃなくて第三者の口から解かれると今までの反動で今度は一気に高感度UPするていになるから気分いいよね。)


◎おまけパート

--愛知県.豊橋市.賀茂町--
//地元ではここが勘助の生誕地という伝承がある//風が強いの土地なので風除けの生垣がそこかしこに見られる//

//729.京都の上賀茂神社の神霊を勧請して創建したといわれている//社宝に猿田彦面などがある//だそうで

○鶴巻地区
//勘助の生家があったといわれる場所(賀茂神社の神官の屋敷が集まっていたあたり)//だそうで

○医王山 本願寺
//山本勘助の両親のものと伝わる墓が残されている//だそうで

○行きたいレベル・D
テレビだといい雰囲気だったけど実際行ってみたらしょぼそう。


◎覚へ書き

○歴史パート:1543
1543.武田家重臣板垣信方信濃国・諏訪の郡代に、諏訪上原城を修築。上原城は武田軍の信濃侵攻の拠点となる
1542?1543?(ドラマ時点で城主だった)諏訪頼重武田信玄に自害させられた機に(前の城主だった)大井一族が長窪城を奪取、反武田の体制をとる

○ドラマパート:
//婚姻に同意したものの本心では武田を拒絶している由布姫@側室//本妻・三条夫人が再び由布姫@側室を尋ね、武田入りの決心をした姫@側室に今後の心構えをなごやかに話したのち笛をプレゼント(前回のいざこざには一切ふれず)//主人公、笛に毒などの細工がないかチェックし由布姫@側室からののしられる//武田信玄由布姫が婚儀//初夜、由布姫@側室は一晩中本妻・三条夫人に託された笛を吹きつづける(合体拒否)//由布姫@側室、侍女に渡された懐刀で信玄に斬りかかるも信玄これを返り討ち、「討たれるわけにはいかない、自分には山梨県民の暮らし、キミには長野県諏訪地方の住民の暮らし・平和な暮らしを構築する責任がある」と説得//主人公、敵対勢力を見極めるため 信濃国(長野県)入り//1543夏.長野県で不穏な動きあり。反武田勢力が集結しているとのこと(反勢力には百姓パートのイケメン、ヘーゾーの主君の姿も)//武田信玄、「主人公からの連絡を待て」と指示。//主人公、諏訪を制圧した知略に加え今回の由布姫との婚儀をまとめたことで武田家臣団からも信頼されはじめる//つづく


◎おべんきょう

○じんぶつ(○→メジャー:△→マイナー:×→無名)

×大井貞隆(****-****):武将(国人):信濃国.長窪城城主(長野県)
//****大井忠考の子として生まれる//1943.本家の岩村田大井氏を継承するために兄の養子になる//1540.諏訪頼重に城を奪われる//1542.諏訪頼重が武田氏と抗争、敗北。この機に乗じ城を奪回//1543.9.17.今度は諏訪頼重に勝った武田に攻められ(←今この直前)て開城、山梨県に連行される//以降不詳

×芦田信守(****-1575):武将(大井貞隆-諏訪頼重-大井貞隆-武田信玄-勝頼):信濃国.芦田城城主(長野県)
//****長野県の国人・大井某の重臣の子として生まれる//1541.諏訪頼重の配下となる//1542.諏訪頼重武田信玄に敗れたのを機に大井某の配下に帰参//1543.武田信玄が大井某を攻めた際に武田に協力、以後武田配下に//以降、数々の合戦に参戦//武田信玄死去後は武田勝頼配下に、静岡県二俣城に入る//1575.徳川家康に城を包囲され城内で死去


.