風林火山 第18回 「生か死か」 感想


第18回 「生か死か」 

◎かんそう

発達障害の愚痴

正室・三条夫人が側室をおもんばかって見舞いにいく

側室・由布姫が「これも運命ですから私は大丈夫です」と言う(厳しい目つきのまま)
正室・三条夫人が、側室・由布姫が飾った武田信玄(が由布姫に送った)俳句を見つけ、いままでは本心から由布姫をおもんばかっていたのに急に「あんたは卑しい人だ」といい立ち去る(三条夫人、そのあと自己嫌悪)
側室・由布姫、そんな三条夫人を見て「三条夫人は私の前で自らの身を切られた、もはや私もこのままどっちつかずでは筋がとおらない」と言い、武田に身をゆだねる決意に至る

↑この流れ、理解できなかった・・・

「夫が、私にはくれない俳句を由布姫にくれた、さらにそれを由布姫が飾っていたことに対してやきもちをやいた」ってこと?

そんなわかりやすいことじゃないよね?もっとなんかあるんだよね?由布姫が「三条夫人は身を切った、私もまた同じように生きていくべきだ」と決心させるほどのなにかが・・

「夫の俳句をバカにされて腹をたてた三条夫人」→「そんな三条夫人を見て由布姫が側室となる決心した」ってのもなんかピンとこないし、どゆこと?(´A`)<Do You knou that?

俺ってこういう演出、心の機微っていうの?理解できない、ついていけないことが多くて、そのことに昔からコンプレックスもってて、人とドラマの話をするのが嫌だった。(人のわかることがわからない、人の言ってることが理解できていないのがバレるのが嫌)

放送当時ならパートのおばちゃんに聞くこともできただろうが・・・

(´A`)<うーん、ワカラン


○史実では明記されてないんだっけ?

とにかく、「今作の主人公は山本勘助武田信玄はあくまで順主役」、「信玄はいい人・残酷な所業は本人の判断ではなかった」っていうのを根幹に話を前提 構成しなくちゃみたいなのでどういうふうに記録をマイルドにドラマ化するのかハラハラしながらみていますが。(あくまで”当時の記録上”ではありますが)

それでもとりあえず今回、寅王丸ちゃんが没るとこみないで済んでよかった(実の母親のネネ様から自発的に「国衆にはしないでくれ」と言質がでたので今後はどうにでも扱えるので殺すこともなかろう。)(´A`)<せいぜい病死?

○だからなにって話だが、いちようメモっとく。

ねね様の役者さん、タイプでした。三条様もタイプ。由布姫はイマイチだが、俺は監督(キャスティングしたか知らんが)と女の好み似てるかも
(*^ω^*)<別に役者さんが誰かググってみよう、ってほどのことではないが

○はぐらかしのコツ

信玄ママ「信玄、あんた殺した武将の娘を愛人にしようとか思ってないよね?」

という信玄ママの質問に対して、

「はい!しまーっす☆」///「いや、まさか!ありえないっす!」

そのどちらの回答もせず、

「そうならばどう思います?」

と答える武田信玄。(「思ってるか・思ってないか」の問いに対して「思ってる・思ってない」で答えない)

また、

由布姫「死にたくないならなんでもうけいれろ、親を殺した男と結婚しろ、そおいうのか?」

という由布姫の質問に対して

主人公「はい!そおでっす☆」///「いや落ち着いて!そうは言ってないっす!」

そのどちらの回答もせず

「生き抜くにはチカラがいる、あなたは姫でなくなれば人並みのチカラすらない、生きていけない。だから子供を生んでください、そして子にあなたの思う未来を託すのです!」

と答える主人公。(「うけいれろっていうのか?」の問いに対して「イエス・ノー」で答えない)

こういうはぐらかしは使えるし使えないとイカン、と思った。(ただ、俺はこういうはぐらかしが嫌いなので使われる立場なら「イエスかノーで答えろ!」って言うだろうが)


◎おまけパート


○信玄堤{石積出(山梨県.南アルプス市)・聖牛(丸太と石を組み合わせたもの・水の流れに干渉する)}
//二つの川がひきおこす洪水を防ぐために武田信玄が20年かけて行った治水工事の遺構//この治水工事によって田畑の開墾が進み甲斐国は豊かな国となった//

甲斐市竜王{租税を免除した文書(甲斐市.保坂家.蔵)}
//堤防を守るために武田信玄が新たに作った集落//ここの住人は税を免除された//

○行きたいレベルD
わざわざみることもないけど、山梨に行けたとして、万万が一時間があれば、河原だしお散歩がてらにはいいかも。

◎覚へ書き

○歴史パート:
//1543.4.武田信玄、制圧した長野県諏訪地方の管理を重臣板垣信方に命じる(諏訪郡代・上原城城代)//1543.武田信玄に三男・信之誕生(1553に病死)//1543.1.武田信玄の妹、禰々御料人が死去(享年16)

○ドラマパート:
※ドラマでは武田信玄の三男が1543に病死(史実は1543に生まれ1553に病死)
//諏訪(長野県)地域を完全制圧した武田信玄、制圧に協力した勢力の地位と領土を安堵し本拠・山梨県に凱旋。(信玄が地元の武将に「敵の総大将の娘をどう扱うのか?」と問われるも明言せず、なんとなく不穏な空気)//武田信玄の妹が病気(妹は夫を兄・信玄に殺され精神的に追い詰められている)。妹「制圧した諏訪家の家督は自分の息子ではなく由布姫に譲ってほしい、息子には兄上(信玄)のようになってほしくない」//信玄のママ、「信玄が由布姫を側室にする」なる噂をきき懸念//由布姫、甲斐(山梨)入り。自暴自棄になり武田家臣にトゲトゲしくあたる//信玄、「由布姫を側室にしたい」というも家臣反対(親を殺して子をめとったらさすがに相手の一族から怨まれる・と のこと)、しかし主人公は賛成「子供を生んでその子を殺した親の地位につかせれば一族も納得する、それが最善だ」//信玄「勘助、由布姫はどう考えているか聞いてこい」→由布姫「父を殺した相手と結婚とかありえない」→勘助「生き残りたいなら結婚するしかない、男子を産めば自由の幅も広がる」と説得するも聞き入れられず//信玄、したためた俳句を主人公に届けさせる、俳句がヘタだったので由布姫が侮蔑するため床の間に飾る//武田家家臣・甘利某が由布姫に自害を迫る→主人公かけつける→甘利某、由布姫に襲い掛かる(→わざと由布姫に刺し殺される→自分が死ぬことで由布姫に罪を犯させ由布姫を自害にもちこむ・という作戦だった)→甘利某の真意に気づいた由布姫、座したまま甘利の目を見据 える→甘利某、観念し撤収//甘利某の忠臣ぶりをまのあたりにした由布姫、主人公に主君・武田信玄とはいかなる人物かたずねる//主人公、自分の妻が武田に殺され復讐に狂ったこと、その怨念を武田信玄が断ち切ってくれたことを話し、かつて信玄に「失望の中にこそ真の大望がうまれる」と言われたことを話し、由布姫にとっての大望は信玄との子を産み諏訪で一族を再興させることと諭す//そこに今度は信玄の正室、三条夫人が訪れる(初顔合わせ)//初めは和やかに話していたが武田信玄由布姫に送った俳句が飾られているのを見た三条夫人の態度が急変、「あんたは恥知らずや!」みたいな捨て台詞を吐いて帰ってしまう//由布姫、「三条夫人も甘利某もわざわざここに身を切られにきた、自分だけ無傷では 筋がとおらない、自分は信玄の側室になる」と宣言(←この流れが理解できない)//つづく

◎おべんきょう

○じんぶつ(○→メジャー:△→マイナー:×→無名)

×守矢頼真(1505-1597):神職(諏訪上社神長):信濃国諏訪大社(長野県)

//守矢有実の子として生まれる//37歳・武田の諏訪侵攻の手引き、武田軍の戦勝祈願をして信頼を得、武田信玄より諏訪大社神職を安堵される(→イマココ)//54歳・引退、嫡子に職を譲る//武田家滅亡後は諏訪家再興を図る一方、諏訪大社の復興に尽力//92歳・死去

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