おんな城主 直虎 第34回 「隠し港の龍雲丸」 感想
第34回 「隠し港の龍雲丸」
◎かんそう
○コスプレ
今回、合戦のシーンが多くておもしろかった(小並感)。鶴くんがいなくなって視聴者離れをおこさないためのこれはまさに計略、とみた。(ここで予算使うなら今までの井伊一族の合戦にも予算さいてほしかったが)
○牛の尾より鶏のカシラ
盗賊のカシラ・龍雲丸。主人公をなあなあで放置し、戦うことなく逃げようとした。
一方のツルくん。嫌われ役にてっし、決して逃げず、信念を貫き自ら死を選んだ。
どちらがいいかは別として、(対極だな)って思った。
でね、そういう龍雲丸の、”ツライ現実と向き合わない考え方(ここがダメならよそへ行くという生き方)”、”泣き叫ぶ主人公を見たくないから真実から遠ざけよう(という弱さ)”、そおいうなあなあが巡り巡って龍雲丸が刺されるという結果になったのかな?って思って。(刺された直接の原因は逃げなかったからなんだがまあ大局的に。)
で、刺された龍雲丸が振り向いたとき、そこに主人公がいた(ように見えた)のは、つまりそういうことだったのかな、なんて思った。
なんてことを職場でおばちゃんに話したら、「あれは主人公の見た夢でしょ?」で終わってしまって。や、自分もあの描写が主人公の見た夢、っていうのは言うまでもなくわかってるよ?けど、それ+龍雲丸も、刺されたときに刺した相手が主人公に見えた、っていう、そういう表現なのかな、って思ったのよ。思ったのよ・・
(´A`)<俺って厨二?
でもね、「じゃあ、主人公はなんであんな夢を見たんだ」ってなったとき、「自分が至らないせいで龍雲丸まで死ぬことになった、自分が殺したも同じだ!」ってなったら、かける言葉、ないよね。本当にそう(主人公が現実逃避してる間も状況は刻一刻と進んでいたわけ)だから。もちろんそれは結果論だが。
○感動の押し売りお断り
ここ数話の流れは完全にファンタジー。
(>ω<)<でも、そおいう歴史がどうこう考証がどうこうっていうのは別として、今回34回はすごいよかったよ!(※演出:32・村橋直樹33・渡辺一貫34・渡辺一貫)
○現実逃避?記憶障害?の主人公の扱い
精神的に壊れてしまった主人公に対して、「本人が幸せならいい、”憐れ”っていうのは周りの見方だ、だからこのままにしておいてあげよう」
という和尚様と龍雲丸くん。ここ、なんか違和感?っていうの?意外だなって思った(俺自身はそういう”腫れ物に触らない”みたいな生き方をしているが、和尚様とか龍雲丸みたいなパリピ・リア充実な人たちがそんなぬるい判断をしたっていうのは意外だった)。
○鶴くんの死をつきつけられて
「ああ、もう、おらぬのでしたね・・・」ぽつりぽつりとつぶやき、ほろりほろりと泣き崩れる主人公。
(´A`)<ぜんっぜんダメ。
あそこは、「うっぎゃぁぁああぁあああ!!!!ツル!つるぅっぅうぅっぅうううっっううっ!!!!ぐぼぅぼうぼうぼぼぼぉおおお!!!」
みたいに発狂、絶叫、昏倒、にするべきだったと俺は思う。
○和尚様の怒り
いつもいいとこどりで聖人気取りの和尚様ですが。
今回の事態に至って泣きながら謝罪する武将・鈴木某にたいしては哀悼の表情をみせず、厳しくにらみつけたまま、「じゃあ死者を返してくれ。」と、言いつける。
ここ、よかったわあ。役者さん、めぢからあるね、いい顔してる(などとすっげえ上から言ってみる)
(´A`)<あのご時勢にあんな正直モノな武将がいるっていうファンタジー設定はさておき
○今週のやってみなければわからない
ナシ
◎おまけパート
//浜名湖の北、今は田園風景が広がる地なあった//1569、遠江制圧を狙う徳川家康がこの城を攻める(→堀江城の戦い)//抵抗する今川方の土豪たちは村人たちとともに、城に立てこもるもわずか1日で落城、多くの命が失われた//
○獄門畷(なわて)
◎覚へ書き
○歴史パート:
//1569.堀川城の戦い(○徳川vs今川勢力●in静岡県)堀川一揆・気賀一揆ともよばれる//堀川城は今川領だったため今川配下の土豪の武将と農民など1700人が徳川の侵攻に対抗、籠城するも徳川により一方的に殺戮される(城にいたものの半数は戦闘で殺害、半数は捕虜にしたのち女子供問わず首を刎ね処刑された)
○ドラマパート:
//井伊の領地を狙う武将・近藤某の策略により鶴くん絶命//鶴くんが犠牲になったことで井伊家はこれ以上の責任を問われずすんだが井伊の領地は近藤のものに//鶴くんの死のショックで主人公、記憶障害?+放心状態に。周囲も”いたしかたなし”としてその状態で様子見//徳川軍、今川氏真のこもる掛川城の攻略にてこずる//今川に付いて井伊を裏切った井伊家臣C・方久が今度は徳川にとりいる//今川の武将・大沢某が井伊領の町・気賀と城を占拠、城主の井伊家臣C・方久は徳川方に逃亡//気賀の有力商人も徳川方に逃亡、徳川への尽力を約束。徳川、気賀攻めを決行//主人公、鶴くんの辞世の句を読んで鶴くんの死を認識、泣き崩れる//盗賊のカシラ、盗賊団とともに町人を救おうとす るも今川を攻めに来た徳川軍に攻撃される(徳川家康は気賀の民衆を救うよう指示したが現場の武将・酒井某が自己判断で殲滅に変更)//次々と死んでいく民衆、盗賊。カシラも後ろから槍で突かれる//主人公、カシラを槍で突き刺す夢を見る//気賀で戦との話を聞き、急遽向かう主人公//つづく
◎おべんきょう
○じんぶつ(○→メジャー:△→マイナー:×→無名)
なし
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