おんな城主 直虎 第30回 「潰されざるもの」 感想


第30回 「潰されざるもの」

◎かんそう

○所詮は銭の犬か

井伊家家臣C・方久。なんだかんだで裏切らないと思ってたがたいした葛藤のシーンもなく今川に屈っしましたな。でも有名な役者さんらしいから、”このまま裏切り者としてドラマから退場”とはならず、汚名挽回のターンがあるんだろうなと予想。(ただ、できればこの予想は外れてほしい。銭の犬なら銭の犬として生きる人生のほうがいい。脇役だし。中途半端なお涙頂戴・安い感動人情ドラマ仕立てをみさせられるのは苦痛)

○そろそろ退場ということで

鶴くんの役者さん、気合入ってたな。主役を喰らう名演技。前作・「真田丸」におけるところの真田パパ幸(草刈なんとか氏)のポジションだね。鶴くんが退場したら次のイケメン枠は盗賊の人と直政クンで争うことになるのか?あるいは新たなキャラ登場か?

○鶴くんの思考に並んだ?

「今後井伊家はどうすべきか」周辺諸国の情勢と照らし合わせつつ、一人熟考する主人公。同じころ、鶴くんも同じように一人で「どう井伊を守るか」考えていて。”二人の読みはまったく同じ・二人の心は一つ!”みたいな演出?よかった!{鶴くんは主人公と夜な夜な碁を囲みながら主人公に社会情勢の報告や戦略・戦術の教育をしていた、だから今回、主人公と鶴くんは離れていても考えが一致した}ってことなのかな。まあでも鶴くんはさらにその先を読んで描いた独自の計画を実行するみたいだが

○禅語だそうで

●百尺竿頭に一歩を進む(ひゃくしゃくかんとうにいっぽをすすむ)

すでに努力・工夫を尽くしたうえに、さらに尽力すること、また、十分に言を尽くして説いたうえに、さらに一歩進めて説くことのたとえ//だそうで

●大死一番絶後再蘇(だいしいちばんぜつごふたたびよみがえる)

小死は”命の尽きる時”でいわゆる死ですが、大死は”自分を捨てる時”今までの自分の殻を破り、死ぬ気で、本気で取り組むとき。
大死と直面するとき、古い自分は絶滅し、後で再びよみがえる//だそうで


◎おまけパート(静岡県藤枝市富士宮市

清水寺藤枝市//駿府に隣接した今川氏ゆかりの地//今川氏真はここで商業の振興をはかっていた)

永禄4年、氏真は清水寺で年2回市を立て、商人たちが自由に商いを行える「楽市」を行った//市場での喧嘩(けんか)や狼藉(ろうぜき)を禁じ、商いの環境をととのえるよう、文書(もんじょ)を発給している//だそうで


永禄9年、氏真はこの門前町でも楽市を始めた。これによって、古参の商人たちの利権が見直され、新興商人も商いに広く参加できるようになった//だそうで

○行きたいレベル・D

ここに行くならもっと他の場所に行く。


◎覚へ書き

○歴史パート:

ナシ(実際のところ方久は今川から「井伊の土地は奪っても方久の土地は奪わない」という契約をとりつけていた・らいい)

○ドラマパート:
今川家が主人公の部下(家臣C・方久)に命令「主人公(井伊)は信用できない、主人公の領地は今川家の家臣が管理することにする。おまえは主人公(井伊家)を潰すための罠(井伊領内の借金問題を利用して財政破綻にもちこませようというもの)を手伝え」。家臣C・方久、今川の命令に逆らうことはできず受諾//家臣C・方久と今川の動きに不穏なものを感じた鶴くん、家臣C・方久を問い詰め状況を把握するも今川はすでに行動を開始していた//今川家が主人公に命令「井伊の領民が家臣C・方久から借りている借金を今すぐ井伊家が立て替えて払いなさい」//不可能なことを命令され悩む主人公、鶴くんからことのしだい(今川は井伊を潰しにかかってきた)を聞き苦心の末、今後の方針を練る(→近いうちに今川は滅びる、ならばこの理不尽をつっぱね、今川の使者の首を取って宣戦布告、さらにその首を徳川に売って井伊家の株を上げよう・というもの)//しかし主人公が計画を実行する前に井伊の領民が「借金は自分達で払えるから主人公に立て替えてもらう必要はない」と今川の使者に訴えでる//その様子を見に来た主人公に、鶴くんがいきなり刀を向け押さえつける。驚く主人公に鶴くんがささやく(俺を信じろ)//つづく


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