おんな城主 直虎 第25回 「木材を抱いて飛べ」 感想
第25回 「木材を抱いて飛べ」
◎かんそう
○鶴くんがヤング直政くんに言いました。
「なんでこんな有様になったか、どこがまちがいのはじまりだったか、わかりますか?」
鶴くん、まるで自分自身に言ってるかのよう。そう、鶴くんって、あれだよね。
○悪く言うと悲観主義で事なかれ主義,、
良く言うと慎重。「今川に逆らっても攻撃されて死人がでて、最終的に受け入れるだけ」「だったら受け入れる代わりに最良の条件を引き出そう」万事この調子。相手がまともだったらそれも悪くないが、初期ジャイアンばりの理不尽さをもった今川相手にこの処世術は効果的ではないようだ。まあ俺は今後の展開がわかってるからこんな偉そうなこと言えるだけだけど。
実際、人生は「泣き寝入りして理不尽を飲むか、いっそおおきくぶつかってヨソヘ行くか」の選択にぶつかることは多い。そして「新しい場所でゼロからはじめる」勇気がもてなくて「愚痴をいいながら理不尽な毎日をすごす」ばかりの自分がいるわけで。
こりゃ鶴くんを笑うことはできないな。ハハハ・・・(自嘲)
◎おまけパート:
中世から交通の要衝として栄えた海に面した町//江戸時代には本陣が置かれるなど武士や商人でにぎわいを見せていた→由比本陣公園//周辺の海では、古くから塩づくりも盛んに行われていた//限られた場所でしか作ることのできない塩は、交易の品として貴重なものだった//甲斐や信濃など、海に接していない内陸の国にとって、塩は欠かせない物資だった
○身延道(みのぶみち)の道標(しるべ)
ここから塩や海産物を甲斐へ運んでいた//こういった海沿いと内陸を結ぶ交易路が全国で発達し、後に「塩の道」と呼ばれるようになる//武田信玄との関係が悪化すると、氏真は甲斐へ塩を売る事を禁じた//塩を甲斐へ運ぼうとした人々を討ち取った北条家家臣に、氏真が送った感謝状(大藤文書)からは政策の重要性が伺える
◎覚へ書き・ながれ
○歴史パート:
○ドラマパート:
材木の買取手がみつかる//今川家の仇敵、織田家と急接近する武田家に、報復として塩の輸出を停止する今川家//港町・き賀まで材木を運んできた主人公、そこで(第22・23回で雇った)盗賊団が今はカタギの仕事(便利屋)をはじめたと知る//「主人公が売った材木の行き先が今川の敵の徳川だった、主人公は今川を裏切った」と今川家に咎められる//主人公、鶴くんに「自分にもしものことがあったら国政を頼む」と内密に委任//主人公、くだんの盗賊団に「徳川に売った材木を取り返してほしい」と依頼、取り返した材木を今川家へもって行き謝罪//つづく
◎おべんきょう
○じんぶつ(○→メジャー:△→マイナー:×→無名)
とくにナシ
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