風林火山 第9回 「勘助 討たれる」 感想




第9回 「勘助 討たれる」

◎かんそう

○みちゃいらんないぜ

大河ドラマ武田信玄」でもそうだったけど、今作でも武田信玄は父・信虎にネチネチといびられる。俺ならあんなイジワルされたら心が折れる。(もういいや。今川でもどこでも行くよ。どうせ俺なんて必要とされてないんだから。)なんて。まあ武田信玄に都合のいい按配の記録を基にした信虎のキャラだから実際はどうだったのかわからんが。

○それにしても

信玄公、あんなにいい人いい人してて大丈夫のか?これから行う予定のぎっしり詰まった悪行のスケジュールはどう消化させてくんだ?何かをきっかけに性格が変わる?でもそれだと主人公が従うに値しない上司ってことになっちゃうし・・・今後おこる戦争はほぼ信玄公は被害者、仕組んだのは相手か部下・みたいなご都合設定?それはファンタジーすぎてイヤだなあ。うーんどうなるか楽しみ。


◎おまけパート

諏訪大社・上社本宮//長野県諏訪市//諏訪市由布姫のふるさと//諏訪湖を取り囲むように”諏訪大社・上社本宮”と”諏訪大社・下社秋宮(→長野県下諏訪町)”がある//諏訪大社は諏訪家という一族が代々神職を司ってきた。由布姫の父・諏訪頼重はその惣領だった//”諏訪家と武田家が和睦したときに鳴らされた”という「さなぎの鈴」なるものが諏訪大社・上社にいまもある

上原城跡//長野県茅野市//諏訪氏の本城//由布姫はこの山城の中腹にある館・諏訪氏館で育ったという//今は”諏訪氏館跡”の石碑がある

○龍光山 観音院//長野県岡谷市///小説・風林火山で”由布姫が最後の数年を過ごした”という設定になっている場所

○行きたいレベルB
諏訪大社は何回か行ったけど機会があるならまた行きたい。神社ってなんかゾクゾクする。寺には興味ないが。


◎覚へ書き//ながれ

○歴史パート:
1537.2.武田信虎の娘・定恵院が今川義元正室に嫁ぎ今川氏と武田氏は同盟関係となる//1538.武田信玄と三条の方の間に嫡男誕生(のちの武田義信)//1540.11.武田信虎の三女、禰々が諏訪頼重に嫁ぎ武田氏と諏訪氏が同盟関係となる

○ドラマパート:
前回最後、平蔵が矢を放つ→主人公がその矢をガシっと掴む。で、主人公たちは隠れているのがバレずにすみ、何も知らない信玄たちはそのまま会話を続ける(・・父、信虎との確執が読み取れる会話が続く・・)//平蔵が再び矢を放ったせいで隠れていたのがバレる、絶体絶命の二人・囮となって?勘助が武田兵の前に姿を現す//抑え付けられる主人公、主人公を見て激昂する武田家臣・板垣某(主人公を雇用したのに裏切られたので)。主人公を斬ろうとする板垣某を武田信玄が制止、信玄自ら主人公を斬るという//刀を振りかざし斬りつける信玄。しかしその刃は主人公の首の寸手で止まる//「これにてニセ軍師・山本勘助の首を討ち取ったものとする。帰還するぞ」的なやりとりの後、 信玄隊帰還。//(武田を怨んでいる・家臣にはならない・と言い放ち、抑え付けられ、刃を振りかざされるも殺されることなく解放されるという)屈辱を受けた主人公、「これじゃあ生き恥だ、殺してくれ!」と叫ぶも置き去られる//”信玄が海ノ口城を落とした”ことを知り声をあげる武田家臣たち。しかし信虎だけはああだこうだ言って信玄の手柄にケチをつける、(それでも信虎をたててキレることなく場をおさめる信玄)//(打ち首にあって打ち首にされなかった情けない自分)気力を失いいずこともなく姿を消す勘助//勘助とわかれた平蔵、行き倒れたところを長野県の武将に救われる//信玄の姉が静岡県の大名・今川義元と、妹が長野県の地方豪族・諏訪頼重と婚姻//信虎、娘の嫁ぎ先、諏訪頼重の娘に色目 を使う//諏訪家家臣の娘・ヒサが平蔵に興味を持つ//信虎、家臣団のまえで”次男を後継にする”と暗にアピール。長男の武田信玄静岡県に追いやろうと提案//信玄、信虎に対し謀反を決意、板垣某に決意表明。さっそく板垣某が謀反の準備にとりかかる//そのころ主人公は静岡県の今川領内でなんの希望も無い虚しい日々をおくっていた//つづく


◎おべんきょう

○じんぶつ(○→メジャー:△→マイナー:×→無名)

α矢崎十吾郎(ドラマオリジナル?):武将(諏訪家家臣):

αヒサ(ドラマオリジナル?):矢崎十吾郎の娘

×禰々(1528-1543):武田信玄の妹・諏訪頼重の妻:
山梨県守護大名の娘として生まれる//12歳・諏訪頼重に嫁ぐ//13歳・実家の武田家でクーデター、父・武田信虎が兄・武田信玄に追放される//14歳・出産//14歳・夫が兄・武田信玄侵略戦争をしかけられ敗北、自害させられる。自身も子供とともに武田信玄に連れ戻される//16歳・死去

×諏訪頼重(1516-1542):大名(諏訪家当主):諏訪・上原城城主(長野県)
諏訪家当主・上原城城主・諏訪某の子として生まれる//24歳・父が死去、家督を継ぐ//25歳・山梨の大名・武田信虎の娘と婚姻//26歳・海野平の戦い(○武田氏・村上氏・諏訪氏連合vs海野氏●)//26歳・武田家でクーデター、武田信虎が国外追放に//27歳・武田信虎を追放した武田信玄諏訪頼重の領地を侵略、頼重は武田本拠・山梨県まで連行されたのちに自害させられる

×由布姫(1530?-1555):諏訪頼重の娘:武田信玄の側室・武田勝頼のママ・信濃(長野)
”諏訪御料人”として記録に残る(実名不詳)//13歳・親(上原城城主・諏訪頼重)が武田信玄侵略戦争で負け、山梨県に連行され自害させられる→14歳・武田信玄と結婚//17歳・のちに武田家を継ぐ武田勝頼を出産//26歳・病没
この女性が武田信玄の本命、みたいな小説が多いらしいが実際はただの政略結婚で、いち側室だった、とも


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