おんな城主 直虎 第21回 感想


第21回 「ぬしの名は」

◎かんそう

○産まれたときから偉い人

「領主は泥棒だ。なんで農民がおまえに土地を借りなきゃいけないんだ?なんで井伊谷はおまえの土地なんだ?この地面を耕すのになんでおまえに頭を下げて、許可をもらって、使用料を払わなくちゃいけないんだ?」という盗賊の主張に対して、「うちの先祖の土地なんだから当然だ。盗賊、おまえの言い分はおかしいぞ」と主人公が食い下がったところで例によって第三者が割り込み会話終了。
脚本さん、ここは逃げずに「盗賊の言い分のなにがおかしいのか」を、生まれたときから土地の持ち主で生まれたときから”様”付けで呼ばれ生きてきた主人公の口から言わせてほしかった(そしてもちろんそれに対して盗賊に反論させてほしかった)

まあでもドラマ終盤で主人公が「泥棒と言われればそうかも・・・でも泥棒って言われるのはイヤだから今後は仕事を斡旋したりして泥棒と言われないように心がけるよ」って言ってたからまあそれで納得するか・・・(でも、土地の所有権ってホント理不尽。あと、産まれたときから”様”付けで呼ばれ税金で暮らす一族っていうシステムも俺はいらないと思う。国の象徴が必要なら”世襲制”ではなく”投票”で決めればいい。)

○あとね

ドラマのもじりタイトル、毎回ぜんぜん面白くなかったけど、今回の「ヌシの名は」は笑った。

○それとね

盗賊団の娘が可愛かった(´A`)そんだけ


◎覚へ書き

○歴史パート:とくにナシ(これでいいのか大河ドラマ?)

○ドラマパート:主人公、静岡の港町「気賀」のトップと商談した帰りにスリにあう→単身盗賊団の拠点まで追いかけていき逆に捕まってしまう/盗賊団のリーダーは前回逃亡した風来坊だった。風来坊を説教しようとした主人公、逆に「あんたら武家は年貢泥棒、大泥棒!」と罵られる/主人公の身を案じる鶴くん、家臣たち/盗賊団、井伊家に身代金を要求/家臣団、鶴くんの根回しにも助けられ身代金を奪われることなく主人公を救出/主人公、家臣から材木の商売を献策される/「武家は盗り上げるだけの泥棒だ」という言葉が頭から離れなかった主人公、木材の伐採を仕事として盗賊団にもちかけるため再び盗賊団リーダーと接触、伐採を受諾させる/盗賊団が井伊谷入りするも家臣団は反発/つづく


◎おまけパート


○気賀
かつて淡水湖だった浜名湖が明応の大地震により南側が決壊し、海へと通じるようになる→これにより浜名湖南側を走る大動脈、東海道が分断される→北側を迂(う)回する本坂通(ほんざかどおり)の往来が盛んになる→その街道沿いの町が「気賀」/湖へと流れ込む川の河口に広がっているこの町は水陸の拠点で、北へ向かう道は井伊谷へ続き、浜名湖へと流れ込む小さな川には、船着場がいくつもあったという/街道の町、気賀は、川から湖、さらに海へとむかう交易拠点としても栄えた/その当時、船の税の徴収などを任されていたのが、「中村与太夫」という代官/だそうで

気賀に関所ができ、重要な宿場となる/中村家は、本陣をつとめ、当主は、代々「与太夫」を名乗った/だそうで

○行きたいレベル・C

宿場町が残ってるなら見てみたい。あと浜名湖も魅力的。

◎おべんきょう

○じんぶつ(○→メジャー:△→マイナー:×→無名)

×中村与太夫(※襲名制):町衆筆頭(←商工会の会長みたいな?)(今川→徳川):気賀町(静岡)
詳細不詳。あんま重要でもなだろうから今回はあんま深く調べない。

××龍雲丸:(盗賊団の頭領)
ドラマオリジナルキャラ/だそうで。役者さんイケメンだしキャラも好きだけど、ドラマキャラ作る暇あるならもう少し歴史パートに力いれてくれ(´A`)