おんな城主 直虎 第20回 感想


第20回 「第三の女」

かんそう

○人の心

今まで亀くんの奥さんと無用のトラブルを避けるため”亀くんに特段の想いはない”かのようにふるまってた主人公だったが。今回、亀くんのヤリチン疑惑をきっかけに、奥さんの前で、のろけばりに愚痴・悪口・真実・本音を吐露・連呼・絶叫!!

それを見た亀くんの奥さんのリアクションですが。「敵の敵は味方」というか「怪我の功名」というか「雨降って地固まる」というか。亀くんに文句言いまくる主人公と意気投合しちゃいました。

こういうノリってわかる。実際俺の人生でも、こういうことって結構あったので。例えば「「(自分を嫌ってくるクラスメイトA。でも自分は悪くないから下手にでるのもちょっと・・・)そんな状況のとき、B先生が自分とクラスメイトAにパワハラしてきた。結果自分とクラスメイトAは「B先生が憎い」で意見が一致、意気投合。」」みたいな?こちらとしてはB先生のパワハラなんかどうでもよくて、それよりクラスメイトと仲良くなるていのいい口実になってよかった、みたいな。

○まあそれは置いといて

本当に亀くんの奥さんと主人公は完全和解できたの?だったらいいんだけど・・・っていうのは今後亀くんの奥さんを待ち受ける運命は、奥さんが主人公(井伊家)と和解したか敵対したままかどちらの心理で迎えるのか、で悲惨さの印象がまるで違ってくるので彼女の今後は(主人公からみて)いい人側になって、”これから起こるできごとに対し前向きに立ち向かって行く”的な構成にしてほしいと切に俺は願っているので。(あと女優さんが好きなので嫌味キャラは見ててツライんだテヘ☆)

○3枚舌

主人公・奥さん・視聴者・おのおの薄々感ずいてはいましたが、やはり亀くんは超絶舌技の持ち主だったようで。

「さわやかクズ は さわやかゲス に なった!(ファンファーレ)」みたいな?

(ゲスで無能。さわやか以外にセールスポイント無し。ドラマ開始早々に退場、実質鶴クンの引き立て役の出オチキャラ。)オファーきた時点でこんな役どころだってわかっていたはずだろうに、役者さんはよくこんな役引き受けたな。そんなに有名な役者さんじゃないのか?ワカラン。
でも女の子が徳川の人間みて、ワケアリっぽい表情してるカットもあったし、まだワカランね。

○でもでも

亀娘(仮)さん、政治の駒としては最適じゃね?もともとふってわいてきた、「血筋はあるようだが思い入れもなにもない娘」だから、政略結婚の駒に使ってどっかに輿入れさせても誰も心が痛まないのでは。


主人公が鶴くんと碁を挟みながら政治談議するシーン、よかった。いつまでも続かないだろうしどこまで心の距離が近づいているのかもわからない。けど、少し、少しだけ、鶴くんがむくわれた気がする。

でも、鶴くんの右のひたい?こめかみ?の髪が気になった。アホ毛のかたまり?みたいなのがあったので。(オンエア後、メイクさんは監督からこっぴどく叱られたと予想)


◎おまけパート

○長野県高森町:
井伊直親は今川氏から逃れ、およそ10年をこの地でかくまわれすごした/この地一帯を治めていたのは「松岡氏」という有力な領主で18もの城を配下におさめたと伝わっている/だそうで

○松源寺: 
松岡城主、松岡貞正が創建/井伊直親が暮らしていた/松岡寺の住職は松岡貞正の弟・文叔瑞郁(ぶんしゅくずいいく)という/松源寺は当時の龍潭寺の住職と関係が深かった/だそうで

○長野県飯田市
高森町に隣接/この地で井伊直親は子をもうけたとの言い伝えがある/だそうで

○龍門寺(りょうもんじ):
松岡貞正の弟・文叔瑞郁(ぶんしゅくずいいく)を開山として招き創建された/龍門寺と龍譚寺に縁があったことによって井伊直親はこの地で松岡氏の庇護(ひご)を得ることができた。そのおかげで井伊家は存亡の危機を脱することができた/だそうで

○行きたいたいレベルD:寺にはあんま興味ない(´・ω・`)


◎覚へ書き

○あらすじ

○歴史パート:1565.織田信長の養女と武田信玄の息子(勝頼)が婚姻(武田家と織田家が同盟)

○ドラマパート:「亀くんの娘」と名乗る少女(”たかせ”と名のる)が井伊家にやってくる。(母が死の間際に「亀くんが今川から逃亡中に知り合ってできた子が”たかせ”だ」と言ったらしい)/亀くんと想いあっていた主人公は気丈にふるまうも心中複雑。しかし井伊家当主として”たかせ”の身辺調査を開始。しかし情報がなく進展せず/”たかせ”のことが亀くんの正妻の耳にはいる。正妻は”たかせ”には平静を保つが亀くんには激怒、主人公には同情の意をみせる。結果的に亀を怨むことで今まで険悪だった主人公と正妻が結束する形になる/純朴さで井伊家に馴染んでいく”たかせ”/家臣たちの間に”たかせ”を受け入れてもいいのでは。という空気/しかし鶴くんはスパイではないかと進言(”主人公の亀くんへの想い”を汲んでが7割・あとの3割は本当にその可能性もあるとの読み)/しかし”たかせ”が亡き「亀くんの笛と同じメロディ(亀くんのテーマ曲)」をしっていたことが決定的な根拠となり亀くんの子と認知/今川家が徳川(松平)家に接近、徳川家康は今川に同情的だが現実的には落ち目の今川との接近ははばかられる/このところの不穏な空気(武田家の今川家への好戦的な空気)は織田家が陰で煽っているとの情報/家臣C・”方久”のもつ鉄砲の利権が今川にとりあげられる/井伊領で綿製品が出来上がる。鉄砲の利権を奪われた”方久”は今川家とは関係の浅い土地、「気賀(静岡県)」で綿製品を売ることを主人公に提案、主人公は「気賀」に行く/つづく

◎おべんきょう

○じんぶつ(○→メジャー:△→マイナー:×→無名)

×酒井忠次(1527-1596):武将(松平広忠徳川家康):三河国・吉田城城主(愛知県)

大名の家臣の次男として生まれる/23歳・主君(松平広忠)死去・家督を継いだ徳川家康に仕える/23歳・人質として今川家に入ることになった徳川家康に同行する/39歳・三河国吉田城城主に/46歳・三方ヶ原の戦い(○武田vs徳川●)徳川は敗れるも酒井忠次は戦功をあげる/49歳・長篠の戦い(●武田vs織田・徳川○)大いに活躍、織田信長からも賞賛される/53歳・信康事件/58歳・小牧・長久手の戦い/62歳・隠居(眼病で眼がほとんど見えなかった)/70歳・死去

徳川四天王(筆頭)」「徳川十六神将(筆頭)」という肩書きを持つも、冷遇されたっぽい(「徳川家康の息子を切腹の危機から救えなかったため」とも言われている)


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