おんな城主 直虎 第19回 感想


第19回 「罪と罰」 

かんそう

○チンピラかっ!www

「殿は、ボクになんか隠してるんじゃない?YOU、吐いちゃいなヨ!」例によって鶴くんにいびられる家臣Bが例によって口を割る展開がコントみたいで面白い。この流れ、もっと見たい!あと1,2回はやってほしい。そして・・・今後の侵略戦争で家臣Bが敵に捕らえられる→「主人公の居場所を吐け!」と敵兵に厳しく拷問される→家臣B、気が弱く口が軽いくせに主人公の居場所だけは決して口を割らず舌を嚙んで死ぬ。とかだったらムネアツなんだが。(ベタか)

○盗っ人探し

ドラマだからアレだけど、盗っ人を探すにあたって、万が一にも自分のとこの領民が犯人だったらまずいから自分だったらあらかじめ自分の領内に「泥棒がでたのでこれから数週間、山で待ち伏せをしますよー」って情報をわざと流しとく。そして同じ理由で相手方も相手の領内に情報流すだろうなと考える。つまり、情報がダダ漏れで結局犯人は現れないだろうから探すだけ時間の無駄に感じるんじゃないかと俺が当事者なら考えると思う。(でもカタチだけは捜査するだろうし犯人が部外者なら捕まえられることにはなるが・・)

○鶴くんは正しい

「直虎サマはまず「知り合いだから大目に見る」という結論ありきで、そのための理由を後付けしてるだけだ。”知らぬ者なら打ち首・知っている者なら見逃す”っていうのは人の上に立つものとしていかがなものか?」

正論ですな。しかしそれでもなお、もっともらしい屁理屈をこねて我がままを通す主人公。こういっちゃなんだが、ケンカのときの女性のキレかたのお手本を見るようでした。

○さらに・・・

主人公に散々怒鳴らせておいてから口を開く鶴くん。「言いたいことは言ったか?では俺も言わせてもらう。」決して主人公のように怒鳴り散らすことなく抑え目の口調で。俺も人と言い合いになるときはこの方法(決して口をはさまず、まずは相手の言い分を聞き、のちに静かにこちらの言い分を言う)だけど、女性相手で女性が折れてくれたことは今まで一度も無い。いままでの俺の言い分すべて俺が間違っていたのか、「相手の話を聞いたあと静かにこちらの言い分を言う」という方法がいけないのか、そもそもそんな問題じゃなくもっと別の根本的な何かが間違っているのか。まあとにかく女の人と言いあってもろくなことにならないのは確か。(プライベートなら関わらずに済ますが仕事ではそうもいかないことが多々あるので、ろくなことにならない、どうせわかってもらえないとわかっていても話さなければならない状況になる、そしてやはりろくなことにならない。)


鶴くんに「知り合いを見逃したせいで幼い子がさらわれたらどうする?村が襲われたらどうする?おまえが守らなければいけないものはなんだ!」と言われて言葉に詰まる主人公。しかしここで部下が現れて言い合いは中断になってしまう。ここ、こんななあなあで終わらせず「しなければいけないこと・守らなければいけないものは何なのか」きっちり主人公に考えさせ、答えをはっきりと口にさせてほしかった。こういうことは逃げずにはっきりさせにゃいかんよ。(どうせ逆ギレして支離滅裂な屁理屈で自分のいいぶんを押し通すんだろうけど)

○謎のお兄さん

あの喋り方?声質?チンピラみたいで好き。(お兄さんのテーマ曲も好き☆)有名な役者さんなのかな?


◎おまけパート:山梨県甲府市武田信玄が治めた地

○武田氏館跡:

信玄が暮らした館/信玄をまつる武田神社が建っている/曲輪(くるわ)跡や石垣などの遺構が当時の館の規模を今に伝えている

○東光寺:

桶狭間の戦いの後、政策を巡り信玄と対立した信玄の嫡男、義信が幽閉された場所/およそ2年、政治の表舞台から退けられたのち自害させられた

○行きたいレベルS

超メジャーな武田信玄サマゆかりの地だし、山梨県ならお隣だし、いつか一泊で行ってみたい。


◎覚へ書き

○ながれ

○歴史パート:1565.武田信玄の嫡男・武田義信武田信玄の関係が悪化。結果義信は嫡廃、寺に幽閉される

○ドラマパート:隣国の木材が伐採・盗難される→隣国の領主が犯人は主人公の国の領民と推測、引渡しを要求/主人公は隣国の領民の自演だと反論。結局共同で犯人を探す/犯人を捕獲。犯人は第16・17回で主人公と関わった謎の男(盗賊団?のリーダー)だった/主人公はその男の助言に助けられた借りがあるため穏便にことを済ませようとする/極刑に処すべきと主張する家臣(鶴くん含む)/主人公と家臣団の意見が分かれ揉めている間に謎の男が脱走/武田義信が廃嫡となり今川の人間だった義信の妻が今川に送り返される。これにより武田との関係が悪化した今川、徳川(松平)家康との同盟を模索/「亀くんの娘」と名乗る少女が井伊にやってくる/つづく





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