おんな城主 直虎 第15回 感想



第15回 「おんな城主対おんな大名」

○冒頭の”先週のあらすじ”で
主人公が「徳政令が出れば借金は棒引きになる。でも、その後はどうする?」って農民に演説してたけど。

「そしたらまた違う人から借金してまた返せなくなったら徳政令を出してもらう」っていうのが農民側の考えじゃないの?もちろん領主様にそんな本音は言えないけど実際当時の農民はそういう選択肢・考えかた(そういう生き方)しかなかったのでは。
ここは美談・心の問題で解決するんじゃなくて俺みたいなバカにも納得できるような現実的な方法で問題を解決していくストーリーにしてほしかった。

○三年荒野
検索してみたけどパッと見でてこなかった。フィクション?確かコンデンエイネンシザイノホーの前にあった開墾に関する法律でこんなのがあったような?あれは3年じゃなくて3世代だったか・・・

○最近の鶴くんがやられっぱなしの件
毎週ヒーローにやりこめられる→ほうほうのていで逃げ帰った悪の基地でボスに叱られる→次の週にはまた何事も無かったかのように高笑いしながら悪事を働く→結局また負ける→最後の最後、自分が死ぬ回だけなんかいい人になる。という、「ベタな悪の幹部キャラ」ポジションだな最近の鶴くんは。これで主人公にしてやられるたびに「おのれ、覚えていろ~!」とか言ったらもう完璧だよ。

○はじめに言わないからややこしくなるんだYO
「憎まれ役を演じながら実は味方」。ドラマとして、鶴くんのこのポジションは理解できる。けど、設定上なんで鶴くんは憎まれ役を演じる必要があるの?主人公に本音を話して、その上で立ち回ったほうが断然ものごとを確実に進むめれるのに。なのにそうしない、そのへんの理由付けをしっかり練って、みてるほうにわかるようにしてほしい。(”何も言わずに憎まれる男”はカッコイイ。っていうのはわかるけど、そうせざるを得ない理由がないのに話さないなら「カッコイイから話さないんです・ちゃんと理由を話したらカッコワルイから話しません」ってなっちゃう。それじゃあただのバカだ)。「本意をしられたらもう盾にはなれない」って和尚様がいってたけど、なんで本意を知られたら盾になれないの?本意を知られたって盾になれるじゃん。意味不明。今作品の脚本はそういう”なんとなく”が多い。なんかそれっぽい、かっこよさげなこと言ってるけど、実際はぜんぜん理由になってない・筋が通ってない・つまるところ”中身がない”。なんとなく雰囲気・なあなあで流して進める。”だってドラマだから”こおいうの、俺は嫌い。

「自分はいずれ今川に殺されるだろう、そのとき”おとわ”が悲しまないように俺は嫌われたままでいたほうがいいんだ。それに俺が何を言ってももう誰も信じてはくれないだろう・と自虐的につぶやく」、みたいなベタな理由・表現でいいから鶴くんの根本的な行動の理由・なぜ悪人のフリをするのかわかりやすくはっきりと劇中でみせておくべき。(まあ死ぬときに言うとは思うが)

○わからん。わしはあいつではないからのう(したり顔)
鶴くんの真意について鶴くんの義理妹から相談された和尚様のセリフ。これ、俺も言ってみたいわあ。「わかりません。なぜなら自分はその人じゃないから」こんなあたりまえのことを、さも特別なことのように、したり顔で。俺も誰かに言ってみたーい!!でもそのためには誰かに「あの人、ひょっとしたらこう考えているのでは?」と相談されないと言う事ができない。そこが問題だ・・!!なら自分で自分に言えば!?

○女は弱い生き物
「女は弱い。だから女は男の後ろからついてくるもので、男より下だ。」というスタンスの家臣A・中野くん。しかし今回、お百姓さんが「女は弱い」という部分までは同じなのに、「だから女は男が守るべきものだ」というまったく別次元のスタンスであるのを目の当たりにし、ついに開眼しました。実際のところ”女が弱い”かは別として、こういう展開は嫌いじゃなくてよ。でも助けたあとの「立つ瀬が無い」のあたりのやりとりがよくわからなかった。つくづく自分の理解力の無さが悲しい。(あのセリフの流れは、あなたを”殿”と認めるが、自分が弱いということ、自分が女であるということをを自覚してくれ・っていうことでいいのか?・・・・・うーんわからんのう。俺は中野くんじゃないいからのう。)


◎覚へ書き

○あらすじ

歴史パート:/なし

ドラマパート:今川から「こちらの指示に2度逆らったことについて説明しに来い」、と書状。(以前同じパターンで亀くんが殺されているので空気が凍る)そこで鶴くんが提案「自分に地位を譲れば上手くことを運んでみせる」。しかし主人公これを拒否/「また以前のように暗殺される、行けばつきそいの人間まで殺されてしまう」と家臣Aが猛反対/しかし主人公は護衛に武装兵を率い今川家の本拠地に向かう/道中、今川の刺客?に襲われるも家臣Aがあらわれ刺客を返りうち、難を逃れる(家臣Aと和解)/しかし主人公はこの襲撃におそれをなし鶴くんに地位を譲ると宣言、今川家へは鶴くんに行かせ自分たちは引き返す/今川家で鶴くんがことの成り行きを報告している最中に引き返したはずの主人公が現れる/主人公「謎の集団に襲われたからやむなく鶴くんに地位を譲るとみせかけ鶴くんを囮に自分は後から駆けつけた(それがまかりととおるってことは委任状を書いてなかったってことになるね。鶴くん。ツメが甘いゾ☆)」/今川、税制の発布について主人公に詰問→主人公、「寄付したから発布は無理」→今川「やりなさい」→主人公「そういう命令をするってことは自分を領主と認めてくれているってことでいいですね?」/ここで鶴くんが横槍。主人公の立場が悪くなる/そこに井伊谷の農民から手紙、「主人公を領主として認めてほしい」/結局今川は主人公を領主と認可/つづく

◎おまけコーナー/静岡県静岡市

○油山(ゆやま)/駿府の中心部から北にある地域。湯治場。/今川義元や氏真、、寿桂尼が家族で来た/だそうです

○龍雲寺/寿桂尼が晩年に暮らした/だそうです

行きたいレベルD・油山は温泉に入ったり雰囲気を味わったり、したいっちゃしたいけど時間も金もないから無理。現実は厳しい。


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