風林火山 第1回 「隻眼の男」 感想
第1回 「隻眼の男」
かんそう
○主題歌
今回初めて聞いて「歴史ゲームの音楽みたい」って思った。けど、よく考えたら歴史ゲームが大河のイメージで大河っぽい曲を挿入してるだけかも?ワカラン
○演出っていうの?
で、その演出?カメラワークや殺陣、暴力描写、全体のテイストなんだけど。「大河ドラマ・武田信玄」より、今作のほうがいいのはまあ当然として(今作のほうが後なことは確かなので)。でも、今やってる「大河ドラマ・おんな城主直虎」や前作・「真田丸」より、今作のほうが見た感じ好みだわ。最近の大河はホームドラマみたいでイマイチ(今作もまだ第一回を見ただけだケド)
○ヒロイン?それとも使い捨ての単発キャラ?
主人公とねんごろになった村娘、八重の桜にもおんな城主直虎にもでてるアヒル口が可愛い女優さんジャン!出番は今回のみなのかな・・ヒロインだと嬉しいのだが、どうだろう
○チンピラ武将
今回のメイン単発悪役、あかべどの。役者さん超いいね!人間なら本能的に避けるであろう憎まれ・嫌われる役どころ。なのに、むしろ視聴者をあおるようにハツラツと好演。こいいう演技のできる役者さんって最高に魅力的。セリフ:「なんじゃゴルア!」が素敵にナチュラル!
で、俳優さんを調べてみたら。「真田丸」で激シブ忍者・井浦昌輔を演じていた寺島進さんでした。この頃からこんなイカした役者さんだったんだなあ。なんか1人で納得してしまいました。機会があればこの人主演の作品みてみたい。(あればだが・・)
◎名言
○自分の眼で見ることが大切/主人公
「人が人を殺すところを見ると、もう人に慈悲を求めなくなる。用心深くなる。結果、生き残る確立があがる・・」みたいなことを言ってた。
「人に慈悲を求めなくなる」・のくだりがなんとなく「なるへそ」って思った
○花を摘んだと思えばいい/村娘
「人を殺したことに対して、{自責の念}に、さいなまされたときは・・花を摘んだと思えばいい。」・みたいなことを言ってた。
言われてみればそのとうり。大多数の人間は花の首をちぎって殺したことがあるだろう。だから、殺された花の立場からみれば、自分達を気持ちよく殺してるんだから、人間だって殺せて普通でしょ?ってなるわな。なんか妙に納得できた。(まあ花は摘まれても死なないけど)
◎覚へ書き
○あらすじ
ドラマパート:1535.諸国見聞のため甲斐(山梨県)に来た謎の男(→主人公)/立ち寄った村で※村娘(→ヒロイン?)と出逢う/このときこの村の一帯は武田軍と今川軍が臨戦状態でにらみ合っていた/主人公が、武田側から徴兵された百姓たちに無駄死しないよう忠告、その流れで武田軍に仕官しようとするも今川側の人間とみなされ捕縛される/武田軍当主・武田信虎。不利な状況でどう攻めるかいらだっていた(武闘派の側近を失った直後らしい)ところ、敵から味方になった・というビミョーな武将から、「敵は挟み撃ちを計画している」という情報/捕らえられた主人公、武将に引き合わされ仕官するも一笑にふされ縛り付けられる/縛りつけられた主人公、脱走・逃走 。しかし 逃走中に、※で知り合った村娘が兵に襲われているのを見かけ助けることで村に留まる事に/武田の武将に村娘が乱暴されそうになるのを止めるも殺すわけにもいかず監禁する主人公と村人/「上司が失踪した」と報告に来ただけの部下を処刑する甲斐国主・武田信虎(信虎の恐怖政治)/甲斐国主・武田信虎の外交(戦争にあけくれること)に対して疑問を感じる信虎の息子・信玄。(信玄はこの時点でまだ戦場にでたことがなく、書物の知識のみでものを言っている。それに対して「明君の才あり」と考える武将もいるが、国主信虎はうとましく思っている)/武田軍と北条軍の合戦を見学してそのまま故郷の三河に帰ろうとする主人公、主人公の制止を聞かずついてくる村娘/しかし村娘が北条軍の小隊に捕ま ってしまう/武田軍と北条軍の合戦を見学したのちに村娘を救い出し村娘とねんごろになる主人公/監禁されていた武田の武将が脱走、村娘と主人公2人きりのところを襲いかかる/主人公、これを返り討ちにする/大事なお守り仏像を村娘に託し、主人公帰郷/つづく
○躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)
1519.武田信虎が拠点として築城。信虎、信玄、勝頼の3代が居城とした/1581.拠点を移すため武田勝頼が解体、武田家が滅んだのちは城主をかえながら城として機能/1590.甲府城に機能を移転したことによりお役御免/1594.廃城
遺構
石垣・堀・井戸・など
○武田神社
○勘助の屋敷の場所が記載されている地図(古府中絵図/武田神社 蔵)
○山本勘助の屋敷があったといわれる相川沿いの現在の風景
遺構:石垣・堀・井戸・など
◎行きたいレベルS。そんな遠くないし、死ぬまでに絶対行く。(死んじゃったら地獄に行く前に寄ってく)
◎おべんきょう
じんぶつ(○→メジャー:△→マイナー:×→無名)
武田二十四将の一人。隻眼、手(指)、足も、不自由だったらしい。
↓メモは1500産まれってことで記載
静岡の武士・山本某の4男として生まれ、愛知県の武将・大林某の養子となる/26歳・武者修行の旅、10年かけて中国・四国・九州・関東などで兵法・築城術・戦術を極める(←今ここ)/37歳・今川家で就職しようと面接するも容姿などが嫌われ不採用となる/44歳・兵法家として有名になり(←なにがあったか書いてない)武田家から就職の勧誘され武田信玄と面接、合格、さっそくこの年に戦争に参加、9の城を落とす大活躍/47歳・武田領地の法律(甲州法度次第)製作に貢献。また、城の改築などにも携わる/50歳・長野県の砥石城攻めで大いに活躍、軍師として地位を確かなものにする/53歳・海津城(長野県)の築城を任される/59歳・武田信玄の 出家に倣 い出家、名を「道鬼斎」と改める/61歳・第4次川中島の戦いで戦死
×ミツ(ドラマキャラ?ヒロイン?)
×伝助(ドラマキャラ?村娘の兄・百姓)
×平蔵(ドラマキャラ?百姓)イケメンだから高坂弾正かも(歳が合わないか)
×太吉(ドラマキャラ?百姓)
武田信玄の父
↓年齢は1494産まれで記載
山梨の大名・武田信縄の嫡男として誕生/13歳・父親が死去、家督を継承するも叔父が継承に名乗り/14歳・跡継ぎ争いで叔父を討ち取り家督争いに終止符、武田家を統一/27歳・甲斐をほぼ統一。同年、嫡男(武田信玄)誕生/47歳・息子と部下に甲斐を追い出され静岡の今川家の世話になる/66歳・桶狭間の戦い。世話になってる今川家のトップが戦死/67歳・世話になってる今川家をのっとろうとしたがバレて追放される/京都や静岡で生活?/78歳・武田信玄が将軍の命令で織田を討つために上洛。信虎も将軍の命令で織田と戦うも武田信玄が死亡、将軍は敗戦/80歳・武田信廉(三男)のいる長野で世話になり/81歳・死去
武田家家臣・板垣某の子として誕生、武田信玄の父・信虎に仕えたのち、武田信玄の教育係となる/52歳・主君・武田信虎を追放。信虎の息子・武田信玄の家臣となる/54歳・武田軍が長野県の南部を制圧し、そこの管理を任される/59歳・上田原の戦い(●武田vs村上義清○:長野県)で戦死
×おぎわらひたちのすけ(名前のみ)※武田信虎が家臣団の前で「荻原が生きてたらよかったのに」的なことを言ってボヤく
→荻原昌勝:(1461?-1535):武将・武田家家臣
略歴不明・享年74?
×飯富虎昌:(おぶとらまさ・1504-1565)武将・武田家家臣:信濃(長野県)・内山城城主(長野県)
良く言えばTPPの立役者、悪く言うとURの口利き疑惑で辞任した甘利元大臣のご先祖だそうな。
×両角虎定→室住虎光:(??-1561):武将・武田家家臣:山梨?
×前島昌勝(ドラマキャラ?武将)
「鬼美濃」異名を持つ(厨二が好みそうな武勇伝も有り)
原友胤の子として誕生、千葉勝胤に仕える/21歳・敵対勢力に城を落とされ千葉から山梨に逃亡、父とともに武田氏に仕え武功を挙げる/45歳・武田信玄の信虎追放時は長野県にいた(追放を知ったときは猛抗議したらしい)/55歳・平瀬城(長野県)城代になる/57歳・宗教絡みで追放され北条家(神奈川)へ/その後信玄の要請で復帰/64歳・海津城(長野県)城代、合戦による負傷で第4次川中島の戦いは不参加/68歳・病死
(歳は1514産まれとして記載)教来石信保の子として誕生、武田信虎に仕え武功を挙げる/27歳・武田信玄に従い主君・武田信虎を追放/武田信玄が甲斐国主となってからも長野・静岡・神奈川への侵略戦争に参加、武功を挙げつづける/59歳・武田信玄死去。家督を継いだ武田勝頼に仕えるも勝頼から疎まれた/61歳・長篠の戦いで戦死
×赤壁下野守(ドラマキャラ?武将・第1回の悪役)
今回は幼名・勝千代(子役)で登場。大人の役者さん誰か楽しみ
山梨の大名・武田信虎の嫡男として誕生/15歳・京都の名門の娘と結婚(信玄は12歳ですでに結婚したが相手は難産で死亡している)/15歳・初陣(海ノ口城攻め・長野県)/20歳・父で甲斐領主の武田信虎を追放、領主となる/21歳・長野県に侵攻、領地を広げる/27歳・上田原の戦い(●武田vs村上義清○)/33歳・三国同盟(北条・今川・武田の同盟)/39歳・桶狭間の戦い(直接は関係なし)/40歳・第4次川中島の戦い(○武田vs上杉●)/45歳・箕輪城の戦い(○武田vs長野業盛●)勝利、グンマーの一部を制圧/46歳・義信事件(嫡男が謀反→死刑)/47歳・駿府攻め(○武田vs今川●)勝利、静岡を制圧/51歳・上洛戦開始。 徳川を破り(三方ヶ原の戦い・○武田vs徳川●)岐阜に向かおうとする/53歳・病死(銃撃説もあり)
武田信玄のママ。口ぐせは「今宵はここまでにいたしとうゴザイマスル」
武田信玄の叔父(父の弟)
劇中、アップで死んでた武将さんがいたからその人かな。第1回だし、みんな同じような鎧だしわかんなかった。
×小山田信有
同名の人間が三人(爺・父・子が同名)いてどれか調べるのがめんどくさいからこの先なんかわかりやすい活躍したときに改めて調べる(覚えてたらだが)
相模北条氏2代目。めっちゃ戦国の人って感じ。「勝って兜の緒を締めよ」の言葉で有名
北条早雲(今川家臣)の嫡男として誕生/31歳・家督を継ぐ/36歳・埼玉に勢力のばす/50歳・今川家が北条家の敵対勢力・武田家と同盟したため今川家と手切れ、独立、今川の領地に侵攻。第1次河東一乱(○北条vs今川●)勝利、静岡の一部に勢力拡大/51歳・第1次国府台合戦(○北条vs足利●)勝利、埼玉・千葉に勢力拡大/55歳・病没
内政に非常に優れていた。(目安箱とか検地とか通貨統一とか)人間的にも立派だったっぽい。また北条氏の城・小田原城は上杉謙信でも武田信玄でも落とせなかったとか、「大河ドラマ・武田信玄」のキャラ設定とかで、なんとなく守りの堅いイメージの人。
神奈川の大名・北条氏綱の子として産まれる/15歳・初陣・小沢原の戦い(○北条vs上杉朝輿●)勝利で飾る/27歳・家督を継ぐ/38歳・関東の大部分を支配下に/39歳・三国同盟(北条・今川・武田の同盟)/44歳・家督を息子に譲る/45歳・桶狭間の戦い(直接は関係ないが)/55歳・病没
○乱捕り
徴兵された百姓とかの兵隊が合戦で侵略した土地から物なりヒトなり強奪すること。これは犯罪ではなく当然の権利と認められていた。(もちろん軍レベルで普通に強奪していたし、大勢を奴隷としてさらったりもしていた。善人イメージあるけど上杉謙信も普通にこのために関東進出っていう名目で自国が不作の年とかは他国に進軍してたらしい)。子供の頃は単純に「戦争に強制参加させられるお百姓さん気の毒」って思ってたけどこういうことだったのね・と知ったときは軽くショックだった。
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