大河ドラマ・武田信玄・最終回・感想



最終回 「神々のたそがれ」(今回のみ10分?延長(`・ω・´)

◎かんそう

○最終回あるある

今やってる大河ドラマ(おんな城主 直虎)では、番組の後にやってる「おまけコーナー」。この番組では毎回本編の前にやってたんだけど。今回の最終話だけは、その「おまけコーナー」無しで、いきなりオープニングからはじまる王道展開。なんか・・・いいね。毎週かかってたオープニングも今回は特別なものに見えるから不思議だよ

○女武者

主人公が長年連れ添ってきた妻(側室だけど)・里美に言うセリフ

ソナタは常にワシの・・・(溜め)・・・・青空じゃった」

溜めの後、(なんていうのかな?母じゃあ気の毒だし、妻ならいいなとは思うけど三条の方が可哀想だし)とか思ってたら、青空ときましたか。

里美さん、最初は物語をひっかきまわす役割の空想キャラで、中盤に戦場で主人公をかばって死ぬ、程度に思ってて。声はガラガラだし話の本筋に関係ないし嫌いだったんだけど、最後にうまくまとめてくれて物語に花をそえてくれました。

○最初の十数分で

主人公、死んじゃったけど。けっこう今後のことを細かく指示してた・なんて話もあるけど、「上杉謙信と和睦しろ、奴は絶対裏切らない」的なくだりは言わなかったね。そこはセリフにはさんでもよかった気もするけど、ドラマ的にここでは「武田家のみに焦点をあてたかった」ってことかな。

○そして秘密裏に火葬。

このときメインの家臣が泣きながら主人公を運ぶんだけど・・・武田四天王の1人、内藤昌豊っていう人がいない。真田幸隆みたいに甲斐で留守番してたのかな?と思ったら、物語そのものに出てきてないっぽい。(´A`)WHY?

○負け犬の遠吠え

織田信長に追い落とされた足利義昭が「いずれ呪い殺してくれる!」みたいなことを言うんだけど。

人間、「いつか呪い殺す」を言ってしまったら負けを認めたことになるよね。「自分の実力ではどうしようもできないです」って宣言したことになるからね。

某アジアの国がネットに日本の悪口を書き込みまくってて。そこには「いつか地震で沈没しろ」とか「そのうち天罰で津波に沈む」とかそんなんばっか。”自分達の実力とは関係ない現象で日本が不幸になれ”みたいな罵詈雑言ばかりで(この国、情けねえ奴ばっかだな)と思ったことを思い出しましたよ

○今週の真田様

真田様最後の見せ場です(´;ω;`)

遺骨となって帰国した主人公に苦悶の表情で「おかえりなさいませ」とお出迎え。

のちの会議では家臣団を責める。

「なぜもっと早く帰国の判断を下さなかったのですか!」→「信玄公の指示だ、おまえになにがわかる!いなかったくせにえらそうなこというな」→「自分のほうが信玄公とのつきあいが長い、自分にはわかる。公は命が長くないことを知っていたが存命のうちに戦のなんたるかを勝頼公に伝授したかったのだ、だから三方ケ原で勝った時点で勝頼公は戻る判断もできる武将になっていているべきだった、それをただ前に進むことばかりとはまるで・・・」→「まるでなんだ!言ってみろ!」ここで周囲のストップが入って見せ場終わり。

あとは甲斐の重臣たち数人と寂しく酒を囲みながら虚ろな目で「武田家も・・・・変わるのう・・・」(さらにここでナレーターが「こののちこの家臣達も戦死することになる」という追い討ちをかけてましたな。)これが最後の出番でした。

実話ベースだから最後はどうしても寂しいものになりますな。ともあれ長丁場お疲れ様でした(´;ω;`)


◎覚へ書き

○あらすじ

歴史パート:1573.武田信玄死去(享年53)/1573.足利義昭織田信長に追い落とされ室町幕府が滅びる/1573.武田勝頼、武田家家督を相続/1574.第3次伊勢長島攻め(○織田vs本願寺門徒一向宗徒●)/1575長篠の戦い(○織田vs武田●)/1576.第1次七尾城の戦い(○上杉vs織田●)

ドラマパート:「自分の死を死後3年公表するな・その間に領地の守りを固めろ」家臣団に指示したのち主人公死去。(今際の言葉は「甲斐に・・光を!」でした)/「遺体を甲斐に運ぶには遠すぎる。撤退の判断が遅かった」悔やむ家臣団/死を伏せるため影武者の弟と息子・勝頼は本隊を率い帰国。家臣5人だけが現地に残り火葬/主人公、遺骨となって帰国/レギュラー百姓パート:弟・へいごが戦死したことを報告され泣き叫ぶ母親/「撤退の判断が遅い!」家臣団はもちろん勝頼をも責める真田(留守番だったため)。勝頼を叱責する真田、そんな真田にキレる勝頼、真田をかばう甲斐家臣団。ここは勝頼が「力をあわせ再び京都に行く・和を乱すヤツは処分する」と宣 言して納 める/信玄の死を察知した織田信長、武田軍への備えを西に向かわせる/足利義昭織田信長に追い落とされ室町幕府が滅びる/上杉謙信は武田家中の異変を知るもそこにつけ込むを良しとせず武田領を攻めない/徳川家康はこれを機に武田軍に奪われた領地の奪還戦を開始/1573.武田勝頼、正式に家督を相続、「まずは味方をつのり2年で再上洛する」と公言するも現実は”長篠城は徳川軍に奪い返された””反織田同盟の本願寺一向宗は織田軍に粛清された”などマイナス要因ばかり/信玄の死をひきずり喪質感にとらわれる甲斐の武田家臣団(ナレーション・この2年後に多くの重臣が戦死する)/1人険しい顔で闇をみつめる勝頼(ナレーション・武田家は滅亡に向かって進みだしたのだった)/5年後・1577. 長篠の戦いで武田軍をやぶり天下統一に近づいた織田信長が北の上杉領に進軍/織田軍を迎え撃つ上杉軍→七尾城の戦い(逃げる信長の描写とナレーター)/ナレーター・物語の最後の挨拶と1回からの主要キャラ紹介。(by主人公ママ)

○おまけ・紹介(してもらえた)キャラと個人的な印象

板垣信方(演じるは菅原文太さん。上田原の戦いで戦死、なんか無駄死にっぽくてもっと他の演出なかったの?って思ったのと史実とドラマで死に至るまでの流れが違って「アレ?」って思ったのが印象に残ってる)

甘利虎泰菅原文太さん演ずる板垣某と共に上田原で討ち死に。討ち死に直前に文太さんと「西方浄土で待ってる」的な会話してたのが印象に残ってる)

飯富兵部(めっちゃ優しそうなおじさん・だが女の趣味の悪さには驚いた(やえ殿とねんごろになる)奥さんいい人なのに・ものすごい理不尽な最後だった)

原虎胤(演じるは宍戸錠さん。真田幸隆との掛け合いが面白かった(面白いのは真田さんだが)最後にオブヒョウブさんを自害に追い込んだヤエ殿を追い込んでくれるんだと思ったら調べもしないのにはがっかりした。オブ殿の奥さんに嘆願されたにもかかわらず・だ。)

山本勘助(演ずる西田俊行さん。コミカルな役しか見たことなかったけど凄くいい演技してた。あと演技関係ないけど、最後の死に方はすごい無意味だった。(脚本がおかしい。))

原昌俊(廊下を歩いてて倒れて死んじゃったことしか覚えてない。あと、ロバみたいなヘンな顔だったような記憶がある。)

馬場信春(序盤に、(こんな弱弱しい奴が四天王?)って思ったくらいで、川中島の戦いが終わるまではぜんぜん印象に残ってない。(上杉を寝返った武将と間違えてたくらい)でも後半になるとやたら偉そうにものを言ったり信濃衆と揉めたりするようになって存在感あった)

高坂弾正(百姓パートから武将になったイケメン。史実的には修道だったことや信玄死後、勝頼を思いやったエピソードや後に一族を襲う悲劇をしって驚いたこと、あとは俳優さんが仮面ライダーだったことが印象に残ってる)

真田幸隆(今作のMVP。真田一族に特別思いいれのない俺だけど、今作の真田幸隆みてたら真田贔屓になってしまった。演じる橋爪功って俳優さんも今作ではじめて知った)

山県三郎兵衛(オブ殿の弟。登場時はここまで出世するとは思ってもなかった。っていうかチョイ役かと思ってた。なんか眼ぢからスゴイ(化粧のせいかしらんが))

原昌胤(廊下を歩いてて倒れて死んだ武将の息子。父親の「陣場奉行」という役職を継いだので「陣場奉行」と呼ばれることが多くキャラ的出番的に覚えやすかった。陣場奉行っていうのも今作で覚えた)

倉科三郎左衛門(野党の長老?的な役で登場、以後家臣になったけど、空想キャラらしいのでキライだった(ていうかどうでもよかった))

阿部勝宝(勝頼公の傅役。なので出番も後半から。もうちょっと甲斐武田の武将と揉めるかと思ったけど思ったほどじゃなかった。(それは最終話のあとのお話か・・・感慨深い))

岐秀和尚(信玄の学問の師、盲目の次男を引き取って僧として育てたお坊さん。なんかすごい普通のことを偉そうに言ってた記憶がある。最後に紹介するほどのキャラとは思えん)

与兵衛甚三郎(塩津与兵衛、石和甚三郎っていう二人を1カットで紹介してた。調べてみないと思い出せなかった序盤で死んだキャラ。顔みても思い出せなかった)

山本勘市(山本勘助の息子。甲陽軍鑑の編纂に携わった人物だと勘違いしてて、もうちょっと活躍する、あるいは物語の最後に信玄公記の記録の旅にでる、とかあるかと思ってたけどただのザコキャラでした)

平三(百姓パート担当。演ずるはお笑い芸人?この人が出世して武将になると思って期待してみてた人もいたのかも?)

平五(百姓パート担当。正直、平三より好き。演技上手かった。)

北条氏康(演ずるは杉良太郎様。眼ヂカラもあいまって独特の顔芸がすごいよかった。真田様の次に好き)

上杉謙信(演ずるは柴田恭平さん。もっとチャラくてアイドルっぽい人だと思ってたんだけど演技上手だった。とくに今回はちょっと頭がおかしいような役を真剣にやらなくちゃで難しかったと思うけど、変になりすぎず役になりきれてたのでは)

湖衣姫(演ずるは南野陽子さん。お上品な口調でセリフまわしは楽だった印象。そのぶん表情での表現が大変そうだった)

三条の方(演ずるは紺野美沙子さん。この作品ではじめて名前しったけど美人。憎まれ役で演技も立場も大変そうだったけどとてもよかった。そもそもなんでこの人の紹介が湖衣姫の下なんだ、おかしいだろが!)

里美(有名な役者さん?らしいが嫌い。声とか。最初コメディリリーフかとおもったけど最後まででづっぱりでだいぶ印象はよくはなったけど。)

恵里(側室その3。問題をおこしそうな発言やフラグばかりたててたけど結局フラグからなにか事件がおこるようなことはなかった、いてもいなくてもいい役どころ。)

浅黄・若狭(あさぎ・という人とわかさ・という人。紹介は二人で1カット。三条の方の侍女。三条亡きあと信玄に「京都に帰りたい」と言ったのにはなんかガッカリした。「甲斐はもはや我らが故郷、ここで暮らしお方様の供養をしていきとうございます」みたいなことを言うもんだとおもってたから)

八重(憎まれ界のヒロイン、口のへらないウザイおばさんポジション。「アルプスの少女ハイジ」のロッテンマイヤーさんみたいな、実はいい人、途中でいい人に路線変更すると思ったこともあったが最後までねたみ・そねみ・チョネみでブレなかったな。見てるときはウザかったけど終わってみればドラマには必要以上に必要なキャラだったのかも・と思う)

信繁(信玄の弟、超有能で尊敬してる武将。なんか役者さんの顔がいつもひきつってるように見えたけど神経痛かなんか?)

信廉(信玄の弟、史実的には割とダメな子ちゃんだった印象だがドラマでは健気で好印象の武将だった)

義信(信玄の長男。子供時代からママにパパの悪口いわれながら、でもパパを敬い従えとも言われ続けてて、あれじゃあ精神崩壊するわ、と思った。なんか鼻の穴が大きい役者さんだなと思って調べてみたら若き日の堤真一さんだった、鼻の穴以外は印象が今と違くてビックリ。)

竜宝(信玄の次男・目が見えなくて僧になる。役者さんのしゃべりかたがなんかいい意味でねっとりした独特の感じ。単に鼻つまってるのかもだけど)

勝頼(最終盤の主要キャラ。もっとオラオラで我がままかと思ったけどそんなこともなく良いキャラだった。役者さんも好印象。)

信虎(信玄のパパ。前半のMVP。狂気とコメディーリリーフを兼ねたケレンミたっぷりのいい演技。平幹二朗という役者さん。)

武田信玄中井貴一さん。なんかのコマーシャルで見た程度の役者さん。目が細くて信玄のイメージじゃなかったけど演技はよかった。長丁場お疲れ様でした。少年時代の役者さん(真木蔵人って人)がイケメンだったのは今も印象に残ってる。(←この人、なかなかの傑物らしい))

あと、紹介にでてこなかったけど

大井夫人(信玄のママ、兼ナレーション。霊魂というていでの長丁場の出演、お疲れ様でした!)







おちまい.