おんな城主直虎・第1回・感想



第1回 「井伊谷の少女」

かんそう

大河ドラマの構成上、子供の小芝居がメインになる第一話は退屈で嫌いなんだけど、今作はなかなか面白かった。俺がドラマなれしたのかも。

鶴くんの持ってる能面。「(俺はこの仮面をかぶり感情を捨て、鬼になる。)井伊家を、粛清せよ!」みたいな展開のフラグか?

亀くんの子役の子、女の子?役者の名前は男の子の名前だから男の子か。まあなんと可愛らしい。

ナレーション、真田丸よりあったかみがあって好きだな。このスタイルだと「のちに井伊家は大大名になりましたと・さ。」みたいな感じで最終回のエピローグやりやすそう。

ちょっとナウシカ意識してる?OPの「木の芽に射し込む陽射し」とか「少女のハミングの曲」とか。まあ、それそのものはいいんだけど、ハミングの曲を「亀キチ少年がパパの死を知り号泣するシーン」で流すのはちょっと演出過剰だったかな。(´・ω・`)あそこでアレだとかえってシラケル・・

びゃーんと一度に井伊家の人達をださないのはありがたかった。直虎・直平・直満・直盛・直宗・直・直・直直・・・んああ!わけわからなくなるからね

ドラマ関係ないけど、主人公からみて、おじいさんの弟は「おじさん」?直満のこと、おじさんって呼んでたような。

テーマ曲、悪くはないが毎回きくのは退屈かも。真田丸もそうだったけど、毎回聞いてれば慣れるのかな?(ちなみにマイベストは天地人のテーマ)

あと、個人的にすごくイラッとしたのが密書を持った山伏を刺客が襲うシーン。ドラマ的には超どうでもいいシーンなんだけど、俺はあえて刺客の人に物申しとく。「たまたま勝てたからいいけど、相手より下の位置から襲うとはなにごとか!おまえ初仕事か?殺しのイロハを基本からやりなおせこのアンポンタン!おまえなんかクビだ、クビ!(´A`)you're fire !」


覚へ書き

歴史パート:1544・井伊直満と弟の井伊直義、今川家から謀反の疑いを受け自害させられる(主人公の婚約者の父親で井伊家当主井伊直盛の叔父)

ドラマパート:プロローグ・静岡にある井伊谷を統治していた井伊一族が今川家に負け配下につく/1544・主人公は井伊谷国主・井伊直盛の娘、少女時代はおてんば、・井伊家は敗戦国で主人(戦勝国)の今川家をよく思っていない/主人公に陰からついて周る何者かの形跡/主人公、幼なじみの少年2人のうちの1人と婚約(→婚約者)/もう1人の幼なじみの少年(→幼なじみB)は、井伊家をのっとろうとしている?小野和泉守の息子なので井伊一族から嫌われている/婚約者の親が今川家を裏切った(今川家の敵である北条家と通じていた)ことが幼なじみBの親の密告でバレ、斬首される/連帯責任として今川家により命を狙われた婚約者を井伊家が逃がす/逃げる 婚約者、追いかける今川の追 っ手。主人公は婚約者の身なりで囮になり今川の追っ手の気をひき捕まる/つづく


おべんきょう

井伊直虎:(??-1582)武将:遠江国(とおとうみのくに)井伊谷城龍潭寺静岡県)※ドラマでは少女・おとわ
 今川家家臣・井伊直盛の娘として生まれる/?歳・家督問題のため幼くして婚約/1544・婚約者一家に謀反の嫌疑、婚約者父が自害、婚約者は亡命(←今ここ)/←それが原因?で幼くして出家/1555・亡命していた婚約者が帰国するもすでに既婚/1560.桶狭間の戦いで父が戦死、婚約者が家督を継ぐ/1562.婚約者に造反の嫌疑、粛清される/1565.還俗し井伊家の家督を継ぐ/1568.城を奪われるも徳川家康の助力で取り返し、翌年には城を奪った相手を家康に処刑してもらう/1572.武田信玄の上洛・侵攻で城を明け渡し徳川に頼る/1573.武田信玄死去のため武田軍が城を退去、城にもどる/1575.養子・井伊直政徳川家康に仕官させることに成功/1582.死没

小野政次:(????-1569):家老・遠江国:※ドラマでは小野和泉守の息子の少年・鶴丸
 ????井伊家家老・小野政直の嫡男として生まれる/1554.父親が病没、家督を継ぐ/1562.「主人である井伊直親が今川を裏切っている」と今川に密告/1568.「井伊家の嫡男を殺して井伊家を乗っ取れ」と今川から命令され実行、嫡男には逃げられるも井伊家の領地を乗っ取る/1569.しかし徳川家康を後援とした井伊の軍に敗北、捕縛され処刑される
 ドラマ的に非常に重要な役どころっぽい。

井伊直親:(1535-1563):武将:遠江国井伊谷城静岡県)※ドラマでは主人公の婚約者の少年・亀之丞
 井伊谷城主の弟・井伊直満の子として生まれる/10歳・親が敵と内通しているという嫌疑で自刃、自身も命の危機にさらされ国外逃亡(←今ここ)/20歳・今川に許され帰国/25歳・桶狭間の戦いで当主が討ち死に、家督を継ぐ/28歳・謀反の疑いをかけられ今川氏のもとへ弁明に向かう途中殺害される
劇中で笛ふいてたけど、笛の名手っていう伝承が本当にあるらしい

井伊直満:(????-1545):武将:遠江国(静岡)
 ????・井伊家当主・井伊直平の子として生まれ、父とともに今川家に仕える/????・自分の息子が本家の婿養子になる/1544.謀反の疑いをかけられ自害させられる
 隻眼で豪快キャラ?カッコイイ!と思ったらいきなり退場でした

小野政直:(????-1554):武将・井伊家筆頭家老:遠江国静岡県)※ドラマでは小野和泉守
 ????・井伊家の家臣の子として生まれる/1544・「主人である井伊直盛の叔父・井伊直満が今川を裏切った」と今川に報告(ドラマでは本当、史実では讒言っぽい)、そのせいで井伊直盛の叔父は処刑/1554.没
 (ぐへへ・・井伊家の領地、のっとったるで!)的な極悪キャラかと思いきや、ドラマでは悪い人でもないっぽい?(常識で冷静に考えてみれば「そりゃそうだ、彼にも彼の考え(この乱世を生き残るには今川につくべきだ!とか?)があっても当然」と思わされたああ小並感)

新野左馬助(新野近矩・ちかのり、????-1564):武将・新野新城城主(静岡)
 もともと今川の家臣だが、妹が政略結婚で井伊家に嫁いだおりに目付けとして井伊家に入る/1562.井伊家の危機(今川家や小野氏の侵略行為)にさいして井伊の人間を守った/1560.桶狭間の戦い/1563.今川に対する謀反の軍と戦い戦死

井伊直盛:(1526-1560):武将・国人:遠江国井伊谷城静岡県
 1526.井伊谷城主・井伊直宗の子として生まれる/16歳・父・兄が戦死(小豆坂の戦い「今川vs織田」)したため家督を継ぐ/36歳・桶狭間で戦死
主人公のパパ。役者さん優しそう。

○祐椿尼(ゆうちんに・????-1578):井伊家当主の妻:(静岡)※ドラマでは千賀
 主人公の母、元・今川の人間、新野左馬助の妹。寿桂尼様レベルの活躍はしていないので詳細は割愛

○たけ・(主人公の守役のおばさん)
 一応チェック。ドラマパート専門?子役の出番が終わったら彼女もクランクアップか

○南渓瑞聞:(なんけいずいもん・1513?-1589):僧侶・井伊谷、龍譚寺(静岡)※ドラマでは南渓和尚
 ????井伊家当主の子として生まれる(養子説あり)のちに出家、住職になる/1544.今川家に命を狙われた井伊直親を逃がす(←今ここ)/井伊家断絶の危機に井伊直虎を当主として推薦したり直虎の養子を徳川家康に仕えさせるなど井伊家の繁栄に尽力した

○竜宮小僧:
 テロップがでてきたから一応チェック。龍譚寺の僧侶、昊天宗建傑山宗俊?「~小僧」という名前自体は「座敷わらし」と同義みたい。

今川義元:(1519-1560)大名:駿河駿府城静岡県
 1513.今川家が井伊家に戦勝、井伊家を傘下に治める←ドラマはここから/1519.静岡の大名・今川氏親の五男として生まれる/4歳・5男で跡継ぎの必要がないので坊主にさせられる/8歳・兄が家督をつぐ/18歳・兄らが立て続けに死んだことにより勃発うした家督相続争いに勝利、家督継承/19歳・山梨の武田氏と同盟(一方で神奈川の北条氏と険悪に)/24歳・岐阜の織田氏に敗北/30歳・岐阜の織田氏に勝利/31歳・支配圏を駿河三河遠江(静岡・愛知・静岡)とし、「東海一の弓取り(弓取り←武士・大名、みたいな?)」と呼ばれる/36歳・武田氏に続き北条氏とも同盟/42歳・天下をとるため京都にむかうも織田信長の迎撃にあい戦死(桶狭間の戦い

井伊直平:(1489か1479-1563):武将・井伊家当主・遠江国井伊谷城静岡県
 1489か1479.井伊谷城主・井伊直氏の子として生まれる/25歳・今川家に敗れ傘下につく/53か43.家督を譲った息子とその孫が戦死/55か45歳・次男と三男が今川に処刑される←今ここ/71か61.桶狭間の戦いで孫が戦死/74か64.戦死した孫の後に家督をついだ井伊直親が今川に処刑される/75か85・死没(討ち死に・今川経由で毒を盛られた・など諸説あり)
 主人公のひいおじいさん。役者さんがものすごい大根でびっくりした、子役よりひどい。


{主人公から見た井伊家}

               ※直宗は1542に死没したためドラマにはでてこない
               ↓
直平(曾祖父)ーーー直宗(祖父)ーー直盛(父・領主)ーー直虎(主人公)
      ∟----直満(祖父の弟)ーーーーーー直親(祖父の弟の息子・(婚約者))--直政
                                                         (婚約者の息子)                 
                               

                                 

おまけコーナー


 井伊氏初代が築城したといわれている(1010)、井伊家の拠点だった城。遺構ほぼナシ。
 行きたいレベルA。城跡はずいぶんな閑散っぷりらしいが浜名湖・井伊の出生井戸・龍譚寺・龍ヶ石洞とセットで見てまわりたい。

 井伊直継が築城(1622)。天守や櫓、門などが現存している。
 行きたいレベルS。生ひこにゃんも見たい。
 


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