大河ドラマ・武田信玄・第25回・感想


第25回 「悲劇の発端」

もともと歴史はさっぱり知らん。で、確か今作第1回のナレーションが「みんな武田信玄を横暴で嫌なやつと勘違いして嫌ってるみたいだけどそんなことはないんだよ」みたいなのだったから、「ああ、武田信玄は横暴でヤナ奴っていうのが一般的な認識なんだ?」くらいにしか思ってなかったんだけど・・・

横暴で嫌な奴じゃん、ここまでの話では。

主人公だから、俺も主人公目線になって同情的になるはずなのに、それでもありあまる横暴。

「父上は間違っている、国を思うならまずは家族から、他に女なんかつくるな」っていう嫡男ちゃんに対して「まず国だ、次が領民で家臣で家族だ」みたいな平行線のやりとり。言い合いで嫡男に勝てないと今度は「家督を譲らない」と脅し、それでも引かない嫡男ちゃんに暴力を振るう。ダメダメDVオヤジじゃんねドラマver信玄。

この嫡男ちゃんは側室とらない、って宣言してるし(ドラマではなので実際は知らんが)、他にも側室をもたない武将はいるし(北条氏直とか明智光秀とか直江兼継とか他にも)だから嫡男ちゃんを「そおいう時代だから」っていう理屈だけで納得させるのは難しいし、史実だと信玄は男もたしなむスキモノだしね。

でもむしろ、都合よく補正した脚本・構成にしなかった脚本の人が公平公正だったということなのかな。(´A`)<こうへい構成ってか

だがそこはいいとしても脚本さん、今週も真田様なしかよ!o(`ω´)o どうなっとるんじゃい!


○名言・「破るまでが盟約」

「盟約をやぶるなんてありえない」という嫡男に主人公が言ってのけた言葉。タイミングさえ気をつければ言い返されずに相手を丸め込めそうな気もするけど、でもこの言い方が許されるならなんでも約束して、破ればいいってことだよね。やっぱり信玄はジコチューのイヤナヤツだわ。(ドラマでのセリフだけど)


歴史パート:1560年・今川義元の討死で嫡男・今川氏真家督を継ぐ

ドラマパート:今川義元討死の知らせが各地に/甲斐:仇討ち挙兵を進言する嫡男(嫡男の嫁は今川の娘)に、主人公は「様子を見る」と言いくるめる(嫡男は今川討死に信玄が一枚かんでいることを知らない)/己の工作が元あるじの死に決定的な要因だったことに心中複雑な山本勘助。主人公はそれをねぎらい褒美をあたえる(勘助固辞するもあたえようとする・受け取れば勘助の裏切りが完全なものとなる側面も?)/駿河今川義元亡きあとしゃしゃりでて政治にクチをだす武田パパ虎/今川の忍者が(裏切り者)・山本勘助を襲う→勘助返り討ち→うち1人は少年だった、いろいろ苦しみの勘助/今川義元の死に、正室の部下・ヤエ殿がノリノリ上機嫌/悲しみの嫁/尾張:今川を破りノリノリの織田信長と家臣/越後:今川討ち死にを知る上杉・川中島海津城/主人公の嫡男が「今川の死を喜んだバカがいる(→やえ)」と激怒、主人公しか入れない女性のみの屋敷に入る→怒る信玄→さからう嫡男・主人公がああいえばこういいかえす、しまいには主人公が側室をもつことに矛先をむけもめにもめる/ナレーター兼霊体の主人公ご母堂、「第1話の頃の主人公とパパ虎を思い起こさせる」的なナレーション/つづく


おべんきょう

今川氏真(うじざね・1538-1615):武将・大名:駿河駿府城(静岡)
 今川義元の嫡男として生まれる/21歳前後で形だけ家督を継ぐ/23歳・父義元が討死、名実ともに今川家当主となる←今ここ/のちに家臣が次々と離反、勢力が衰えていく/32歳・武田信玄徳川家康に攻められ北条氏康のもとに逃げる(←妻の実家)/34歳・北条氏康が死去、徳川家康のもとで暮らす(家康のもとで従軍もしている)/その後京都、江戸などで暮らし78歳で死去
 和歌・蹴鞠・剣術にひいでていた・らしいが・・本当に剣術ひいでてたんか?没落したとはいえ名家の人間だから周りが遠慮しておだててただけじゃないのん?

○三浦与一(ドラマオリジナル??????)

○庵原忠胤(いはらただたね・??-??):武将、今川家家臣:駿河・庵原城(静岡)
 1561・武田パパ虎が今川家で世話になっていながら謀反をおこそうとしたのを阻止、パパ虎追放に功をなした/1569・侵攻してきた武田信玄の軍に敗れる/没年不詳

.