真田丸 第31回 「終焉」 感想



真田丸 第31回 「終焉」 感想

ドラマではあるが、今回の三成の政治工作はやっぱり「天下人の器」のそれではなかった。歌のお兄さん・豊臣秀次公もそうだったように、器でないものが不相応な立場になれば結局破滅しかないのだなあと思いましたまる


あらすじ

歴史パート:1598・豊臣秀吉死没

ドラマパート:石田三成徳川家康を警戒しすぎてかえって刺激してしまう→家康が、痴呆状態の秀吉に遺言の書き足しをさせる→それを知った三成が痴呆状態の秀吉に書き足しの書き足しをさせる/真田パパが家臣の出浦昌相徳川家康の暗殺を指示するも失敗(皮肉にも真田(兄)が暗殺を妨害)出浦昌相、囲まれ斬られる/豊臣秀吉が死亡


かんそう

○武将といえ~ばミツナリ~♪
 石田三成が上から押さえつけるやりかたで徳川家康を従わせようとして、かえって反感を買うという内容のドラマ。俺がガキの頃は「三成=悪・嫌な奴」みたいな考え方が主流だったような記憶があるが、石田三成に限らずここ十年くらいで世の中からの評価が変わった戦国武将がけっこういるような気がする。
 で、史実どうこうは別として、仮に三成が上から押さえつけようが下からお願い申し出ようが、横から本音でいこうが、徳川家康は最終的に豊臣を潰したんじゃないかな、と俺は思う。(下からいけばあるいは関ヶ原はおこらず潰されるのは豊臣のみ、西軍の大名たちはメンツはつぶれても死なずにすんだかもわからんが。)

出浦昌相死亡フラグたてまくって凸
 真田パパ「おまえななくてはならぬ男だ、命を粗末にするな」
 出浦昌相「必ず戻る」、(サスケに)「わし1人で行く、万が一わしが戻らなかったら後はおまえがやれ」
 この会話だけでも死臭がただよってくるのに、あろうことか狙う相手が視聴者の誰もがここで死なないとわかっている徳川家康。ご愁傷様とはこのことか。
 でも史実では出浦昌相は1623年まで生きてるらしいので、ドラマではサスケが名を継ぐとかか?でもサスケは大阪で主人公とともに散ったほうがドラマ的に盛り上がるだろうし・・来週、なにごともなかったように登場、「死んだのでは?」とツッコむ主人公(兄)に、涼しい顔で「死んでなどおらん」、で、なにごともなかったようにレギュラーキープとみた。(でもそれだと本多忠勝と顔をあわせられなくなるな。でもそこもコントにできるからいいのか)

○秀吉昇天
 個人的に秀吉は嫌いなので、憐憫の情を抱く主人公に、「自業自得。」と言い切った「きり」に好印象。よくぞ言ってくれた。
 あと、細かい話だけど秀吉の役者さんの手が綺麗でびっくりした。

そして徳川家康がいい人になってる。(北条氏自害のあたりから?)「秀吉のっ!次はっ!ワシがっ!」みたいなギラギラした部分がなくなってる。タヌキなのかキャラ路線変えるのか・・


おまけパート

○新日吉神社(いまひえじんじゃ)
 江戸時代、秀吉を慕う人達が参拝に訪れたと伝わる神社
 行きたいレベルE


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