大河ドラマ・武田信玄・第3話感想


第3話「別れ」

OPが始まる前に「あなたにとって武田信玄とは?」みたいなコーナーあるんだけど・・・すげえいらない。知らない人が武田信玄をどう思ってるかなんて誰が知りたいと思うんだろう。でも、当時見れば無駄なカットだけど今みると当時の人の様子、服装とか髪型の映像が見れるからそこは面白い。


あらすじ

歴史パート:
1541・海野平の戦い、武田側勝利/武田信虎駿河の今川家へ追放される(ドラマは史実と違うやりかたでの追放)

ドラマパート:
双方が双方を今川氏に引き取らせようと画策/山本勘助、主君の今川氏に主人公の部下になりスパイするよう指示される(雨の中、ニコニコしながら「すぐ行け」という今川氏の思慮のなさっぷりが光る演出)/本陣に敵が侵入、主人公がパパを守り、パパに褒められる(バレなかったが、敵はお味方側の諏訪氏と村上氏の手先だった)/それでもパパは主人公の追い出し計画を続行/主人公もパパ追い出しを敢行、弟・信繁に事前に計画をうちあける/今川はパパに付いたが、今川からパパへの使者を捕らえた主人公がペースを握りパパ追放


かんそう

結果を知っているのにスリリングだった。

「甲斐のため、そして自分自身のため、父を越えなければならん」

富士山を見ながら弟に語る主人公。

主人公の正室のおつきの女と主人公の母上とのバチバチのやりとり

主人公とパパ、敵の襲撃を期に仲直りか?と思わせ結局決裂、という演出。

そして散々威張り散らしてたのち裏切られ、囲まれ、絶望に至るパパの演技。ケレンミっていうの?大げさで芝居がかってるんだけど、イイ。本当っにイイ!光ってた。役者さんが凄いんだと思いましたまる


おべんきょう

○海野平の戦い:1541・5月、小県(ちいさがた・長野県)
 武田信虎(山梨)・諏訪頼重(長野)・村上義清(長野)○vs×海野氏(長野)
 かの真田幸村のおじいさん、真田幸隆は海野氏の息子。今回の敗戦により上野国(こうずけのくに・群馬)へ落ち延びている
 のちにこの界隈に「海野宿」という宿場町がつくられた(1625)。今もその面影を残す街並みが保存されている。(近所です、ドヤ)

甲斐国クーデター:1541・6月、(山梨)
 海野平の戦い後、武田信虎駿河(静岡)の今川義元の元へ赴く、国主不在の甲斐国(山梨)で信虎の息子が決起、信虎が国に戻れないよう手配、追放した


じんぶつ
諏訪頼重:(1516-1542)戦国大名・武将・上原城城主(長野)
 1542、武田信玄その他(高遠氏・金刺氏)に攻められ降伏、のちに切腹させられた(享年27)
娘は武田信玄の側室となり武田勝頼を産み、諏訪をおさめた(信玄が死んで勝頼は山梨の武田本家へ)

村上義清:(1501-1573)戦国大名・武将・葛尾城城主(長野)→根知城城主(新潟)
 武田信玄に2度勝っている(1548上田原の戦い・1550砥石城の戦い)が、最終的に信玄に追い落とされる。
 1553越後(新潟)に落ち延び上杉謙信の家臣となる・1561:川中島の戦いで信玄の弟を討ち取った(とされる・事実なら上杉に次いで天敵やね)1573、新潟で病死(享年73)



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