西部劇
はじめてまともに見た西部劇は「夕陽のガンマン」
これがよかった。
賞金稼ぎの主人公、賞金首のならず者、ならず者を付け狙う謎の男。
主人公と謎の男は、同じ賞金首を狙っていたので手を組むことにするが、お互いを信用しているわけじゃない。
信用できるのは自分の強さだけ。
強さで金を稼ぎ、生きていく。
正義のためとか、守るべき者がどうのとか、そんなものは微塵もない。
女は、主人公に無視されるためだけにチョロッと出てくるだけ。
シンプルで乾いている。
味方を出し抜き、敵を追い詰め、味方に出し抜かれ、敵に追い詰められ、ストーリーは進む。
交錯する攻守、ピンチとチャンス。
そしてラスト。まんまと賞金を手にし、馬車いっぱいに札束をのせてどこへともなく去っていく主人公。
主人公はそうやって生きて、いつか力尽き、死ぬんだろう。ごきげんだ。人生、こうありたい。
ただ、これにハマッて何本も西部劇を見たが・・・
どれもこれもひどくてがっかりした。